2021年7月下旬・午前5:15頃・晴れ
田園地帯の農道沿いに咲いたムラサキツメクサ(=アカツメクサ)の群落でトラマルハナバチ(Bombus diversus diversus)のワーカー♀が早朝の陽光を浴びながら訪花していました。
関連記事(9年前の撮影)▶ アカツメクサに訪花するトラマルハナバチ♀トラマルハナバチは長舌種なので、ムラサキツメクサの小花でも穿孔盗蜜する必要はなく、まめに正当訪花しています。
長い口吻を細長い花筒へ毎回器用に挿入していました。
吸蜜後に花筒から引き抜くと長い舌がよく見えます。
後脚の花粉籠に茶色の花粉団子を少量運んでいました。
花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:10〜)
次の花へ飛びながら空中で両足を擦り合わせ身繕いしています。
複数個体を撮影。
ちなみに、シロツメクサとムラサキツメクサは似ているようで細かな点で色々と異なります。
花の作りの違いに応じて送粉者も変わっています。
同じマメ科だけれど、ムラサキツメクサと相性が良いのはマルハナバチの仲間なんだよ。(シロツメクサと異なり:しぐま註)ムラサキツメクサは花粉をもらった花が下を向く性質もないんだよ。(一寸木肇『シロツメクサの花のふしぎ』p37より引用)
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