2022/01/31

アメリカナデシコの花で吸蜜ホバリングするクロホウジャク?(蛾)

 

2021年10月下旬・午後15:20頃・くもり 

交通量の多い大通りで歩道の花壇に咲いた見慣れないピンクの花の群落で、おそらくクロホウジャクMacroglossum saga)と思われるスズメガ科の一種が訪花していました。 
激しく羽ばたいてホバリング(停空飛翔)しながら口吻を伸ばして花蜜を吸っています。 
ハイスピード動画や同定用のストロボ写真を撮る間もなく、残念ながらすぐに逃げられてしまいました。 
ハイスピード動画の代わりに、1/5倍速のスローモーションで吸蜜ホバリングをリプレイ。 

さて、この花の名前は何でしょう? 
園芸植物に疎い私はなんとなくカーネーションかと思ったのですが、調べてみるとアメリカナデシコ(別名ヒゲナデシコまたはビジョナデシコ)と判明。 
カーネーションもアメリカナデシコも同じナデシコ科ナデシコ属とのことで、私の当て推量もそれほど的外れではありませんでした。 
花弁の色が赤、白、ピンクと異なる3種類の品種が同じ花壇にまとまって咲いていました。 
観察できたのは短い訪花時間でしたが、クロホウジャクはピンク色の花を選択しました。 
多くの昆虫で赤い花は人気がない(昆虫の複眼の視細胞には見えにくい)というのは定説ですけど、薄暮性のクロホウジャクが白よりもピンクの花を選んだのは意外でした。 
(私が通りかかる前に、白い花で吸蜜していた可能性はあります。) 
アメリカナデシコの他には赤葉ケイトウの真っ赤な花も咲いていたのに、クロホウジャクはスルー(無視)しました。

2022/01/30

飛来したカワウが川岸の倒木に続々と着陸(野鳥)

 

2021年11月上旬・午後15:30頃・晴れ

川岸に並ぶ倒木にカワウPhalacrocorax carbo hanedae)の群れが止まって休んでいました。 
台風や大雨で川が増水すると、古い倒木が流失することがあります。 
今回は新しく長い倒木が川をまたぐように斜めに倒れていることに気づきました。 
川岸が侵食された結果、水際に生えていたニセアカシア(別名ハリエンジュ)の高木が2本新たに倒伏しかけているのです。 
対岸には届いていません。 
川岸の倒木が流失するとカワウが集まるお気に入りの止まり木が減ってしまう…と心配していたのですが、自然界では新たに倒木が供給されることが分かって一安心。 

 川の上流および下流から新たに飛来したカワウは滑空すると長い倒木に直接着陸し、仲間と合流しました。 
その様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:10〜) 
私にとってこれは珍しい着陸シーンです。 
ここで私がこれまで定点観察してきたカワウは、一旦着水してから川面を泳いで岸に近寄り、右岸の倒木に飛び乗っていました。 
新しく倒れた長い止まり木は川面から高い位置にある(倒れ切っていない)ので、カワウが川面から飛び上がっても届かないのでしょう。 
カワウは離陸するのも不格好(長い助走が必要)ですし、飛翔能力はあまり器用ではないという印象を持っていました。 
だからこそ、止まり木に直接着地できるのか!と今回は少し見直しました。 
忘れていたのですが、そう言えば、カワウが河畔林の集団塒に集まる際には直接樹上に着陸していたのを思い出しました。
▼関連記事(3年前の撮影) 
ダイサギとカワウが河畔林に続々と塒入りする定点映像(野鳥)
新たに2本倒れたニセアカシア高木のうち、なぜか画面奥(下流側)の長い倒木にだけカワウが計9羽ずらっと並んでいます。
そこで羽繕いしたり翼を広げて羽根を乾かしたりしていました。 
止まり木上で隣の個体と小競り合いにならないのは、間隔が空いていて未だ余裕があるためでしょう。 

右岸に並ぶ短い倒木群には計8羽のカワウが集まり、西日を浴びています。 
そのうちの1羽が白い液状便を勢い良く排泄してから欠伸しました。(@0:59) 

※ 2本続けて撮った動画を演出(状況説明)のため逆の順番で編集しました。


ヒャクニチソウの花粉・花蜜を舐めるオオハナアブ♂

 

2021年11月上旬・午後12:05頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたヒャクニチソウ(百日草)の群落で オオハナアブ♂(Phytomia zonata)が訪花していました。 
左右の複眼が頭頂部で接しているので♂ですね。 
この組み合わせは初見です。 
花弁がピンク色の株で花蜜や花粉を舐めています。 
隣の花へ飛んで移動。

 

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