2021年11月上旬・午後15:30頃・晴れ
川岸に並ぶ倒木にカワウ(Phalacrocorax carbo hanedae)の群れが止まって休んでいました。
台風や大雨で川が増水すると、古い倒木が流失することがあります。
今回は新しく長い倒木が川をまたぐように斜めに倒れていることに気づきました。
川岸が侵食された結果、水際に生えていたニセアカシア(別名ハリエンジュ)の高木が2本新たに倒伏しかけているのです。
対岸には届いていません。
川岸の倒木が流失するとカワウが集まるお気に入りの止まり木が減ってしまう…と心配していたのですが、自然界では新たに倒木が供給されることが分かって一安心。
川の上流および下流から新たに飛来したカワウは滑空すると長い倒木に直接着陸し、仲間と合流しました。
その様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:10〜)
私にとってこれは珍しい着陸シーンです。
ここで私がこれまで定点観察してきたカワウは、一旦着水してから川面を泳いで岸に近寄り、右岸の倒木に飛び乗っていました。
新しく倒れた長い止まり木は川面から高い位置にある(倒れ切っていない)ので、カワウが川面から飛び上がっても届かないのでしょう。
カワウは離陸するのも不格好(長い助走が必要)ですし、飛翔能力はあまり器用ではないという印象を持っていました。
だからこそ、止まり木に直接着地できるのか!と今回は少し見直しました。
忘れていたのですが、そう言えば、カワウが河畔林の集団塒に集まる際には直接樹上に着陸していたのを思い出しました。
▼関連記事(3年前の撮影)
ダイサギとカワウが河畔林に続々と塒入りする定点映像(野鳥)新たに2本倒れたニセアカシア高木のうち、なぜか画面奥(下流側)の長い倒木にだけカワウが計9羽ずらっと並んでいます。
そこで羽繕いしたり翼を広げて羽根を乾かしたりしていました。
止まり木上で隣の個体と小競り合いにならないのは、間隔が空いていて未だ余裕があるためでしょう。
右岸に並ぶ短い倒木群には計8羽のカワウが集まり、西日を浴びています。
そのうちの1羽が白い液状便を勢い良く排泄してから欠伸しました。(@0:59)
※ 2本続けて撮った動画を演出(状況説明)のため逆の順番で編集しました。
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