2021/06/27

ツバメとカワラヒワの鳴き真似♪をするモズ♂(野鳥)

 

2021年4月中旬・午後15:40頃・晴れ 

田畑に灌漑する用水路沿いの落葉灌木(おそらくオニグルミ)にモズ♂(Lanius bucephalus)が止まって尾羽を上下に振り立てながら賑やかに鳴いていました。 
しかしよく耳を澄ますと、モズらしくない奇妙な鳴き声です。 
 ※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 

撮影中はヒバリの囀りを真似しているのかと思ったのですが、動画で何度も聞き直すとカワラヒワ♂(Carduelis sinica)の鳴き真似でしょう。 
前半はツバメHirundo rustica)の鳴き真似と思われます。 
もしかするとムクドリの鳴き真似も混じっていますかね? 
絶対音感の無い私は鳥の鳴き声の聞きなしも苦手なので、間違いなどありましたらコメントお願いします。 

このとき、鳴き真似のモデルとなった種類の鳥はモズ♂の周囲におらず、反応を見れなかったのは残念です。
 
【追記】
大庭照代『鳴き真似の世界:鳥類の音響擬態』という総説を読むと、
 残念だが日本では私の知っている限り、またモズを丁寧に観察する人々の間でも、モデルの鳥がモズの鳴き真似に誘い出される様子は観察されていない。 (『擬態―だましあいの進化論〈2〉脊椎動物の擬態・化学擬態』p109より引用)

私が想像するに、♀に対する求愛歌(囀り)として鳴き真似のレパートリーを誇示するように熱唱していたと思うのですが、実際に近くでモズ♀が聞いていたのかどうか不明です。  
鳴き真似中のモズ♂は腹話術のように嘴をしっかり閉じているので、ほとんどリップシンクロしていません。(嘴の動きと鳴き声がほとんど一致しない。) 
百舌鳥はその名の通り鳴き真似の名手で、一流の腹話術師でもあることが分かりました。 

モズ♂の鳴き真似を声紋解析してみたいのですが、風切り音と私の背後を流れる用水路の水音がピンクノイズとなってきれいな声紋が得られそうにありません。 

最後にモズ♂は白い糞をポトリと1滴排泄すると止まり木の枝で方向転換し、飛び去りました。
▼関連記事(5〜8年前の撮影) 
モズ♂の鳴き真似♪と虫捕食、ペリット嘔吐【野鳥】 
モズ♂(野鳥)の鳴き真似♪を声紋解析してみる 
電線で鳴き真似♪を練習するモズ♂(野鳥) 
モズ♂(野鳥)がオオヨシキリの鳴き真似?

2021/06/26

ナガコガネグモ♀(蜘蛛)の円網にクロウリハムシを給餌してみると…

 

2019年8月下旬・午後15:10頃・晴れ 

マサキの生垣に垂直円網を張ったナガコガネグモ♀(Argiope bruennichi)がこしきで下向きに占座し、獲物がかかるのを待ち構えていました。 
近くのキカラスウリの葉で見つけたクロウリハムシAulacophora nigripennis)を手掴みで確保し、クモの網に給餌してみました。 
円網の左上に獲物が付着したものの、ナガコガネグモ♀は初め無反応でした。 
擬死していたクロウリハムシが動き出すとクモは振動で獲物の存在に気づいたようです。 
ところがナガコガネグモ♀は獲物に駆け寄ると、噛み付いたり捕帯ラッピングしたりせずに網からすぐ外してしまいました。 
スロー再生してみると、網から勝手に脱出した(落ちた?)ようにも見えます。 
獲物が小さ過ぎるのかな? 
もしかすると、クロウリハムシは臭い(苦い)汁を出すことをクモは学習済みで、異物を網から弾いて除去したのかもしれません。 
こしきに戻ったクモは再び下向きに占座して、次の獲物がかかるまで待機します。

 

ヤドリギに寄生された桜の花で吸蜜するヒヨドリ(野鳥)

 

2021年4月中旬・午後15:15頃・晴れ
前回の記事(3ヶ月前の撮影)▶ ヤドリギに寄生された桜の木に来たツグミ(冬の野鳥)
ソメイヨシノに寄生するヤドリギの定点観察に来てみると、宿主の桜は花盛りで満開に咲いていました。 
ソメイヨシノは花が散るまで若葉はほとんど芽吹かないので、花期に常緑のヤドリギは樹上でよく目立ちます。 

ヒヨドリHypsipetes amaurotis)が桜の花蜜を吸いに来ていました。 
正当訪花するヒヨドリの嘴は花粉でオレンジ色に汚れています。 
したがって、ヒヨドリは桜の受粉を媒介していることになります(鳥媒花)。 
ヒヨドリと桜の組み合わせは春の風物詩で、珍しくはありません。 
今回は寄生植物ヤドリギも一緒に撮れたことで、一味違う動画になりました。

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