2021/04/01

山麓でフキの葉を食べ歩くニホンカモシカ【長編】

 

2020年11月中旬・午前11:24〜11:43頃・晴れ 

ダイジェスト版の動画を既に公開しましたが、長編バージョン(ほぼノーカット)も私としては捨てがたいので上げておきます。 

山麓の休耕地でニホンカモシカCapricornis crispus)が歩きながら頭を下げて地面に生えた草本植物を食べているのですが、手前の茂みが邪魔で肝心の口元がよく見えません。 
長々としつこく撮り続けてようやく採食メニューがフキの葉だと分かりました。 
カモシカがたまに顔をヒョッコリと上げてくれたときに、緑の大きな葉をムシャムシャと食べていました。 
背後の土手にもフキ群落が自生しています。 

撮影中に私がレンズをズームアウトしかけたら、途端にカモシカが頭を上げました。 
耳をそばだて、こちらをチラッと見ています。 
カメラの超音波モーターが発する超音波を聞きつけたのかな?
危険が無いと分かると落ち着いて採食を再開し、カメラのズーム音にも慣れてくれました。

赤い羽化液を排泄するアカタテハb

 

アカタテハの飼育記録#12

前回の記事:▶ アカタテハの羽化b【10倍速映像】
2020年10月下旬・午後15:37および15:47 

無事に羽化した後で抜け殻(羽化殻)に掴まって休んでいたアカタテハVanessa indica)の新成虫bを動画に撮り続けると、蛹便(羽化液)を排泄しました。 
それまで斜め下を向いていた腹端を少し後ろ(背側)に引きながら、暗赤色の液体をポタポタと7滴垂らしました。 
肝心の排泄孔が腹端が翅に隠れて見えなかったのが残念です。 
スッキリしたアカタテハbはすぐに腹部を元の姿勢に戻しました。 
カメラを下に向けると、下に敷いておいた白紙に血痕のような蛹便が滴り落ちていました。 蛹便の色は種によって違います。 
アカタテハの蛹便は真っ赤でした。 

10分後にも再び羽化液をポタポタと7滴排泄。 
今度は前回よりも薄い液体で、赤みがかったピンクの透明でした。 
排泄の瞬間は腹端を後ろに引くので、どうしても翅の影に隠れてしまいます。 
 触角と縮めた口吻をかすかに動かしています。 

2021/03/31

スズメの群れを眺めるチョウゲンボウ♂(野鳥)

 

2020年11月中旬・午後16:15頃・くもり 

田園地帯に隣接する運動場の周囲に高く張り巡らされたフェンスを支えるポールの天辺にチョウゲンボウ♂(Falco tinnunculus)が止まっていました。 
頭部が灰色なので♂と分かります。 
一方、ネット裏の落葉樹(桜?)にスズメPasser montanus)の群れが集まっています。 
チョウゲンボウはスズメに気づいているはずなのに、襲って狩ろうとはしませんでした。
スズメを捕食するにしても上空からの奇襲攻撃でないと逃げられてしまうでしょう。 
スズメもチョウゲンボウを恐れている様子はありません。 
スズメが群れでチョウゲンボウにモビング(擬攻撃)したら面白いのですが、それも見られませんでした。 

2020年に撮ったチョウゲンボウの記録はこれだけなので、面白くなくても書き残しておきます。 
せめてチョウゲンボウ♂がポールから飛び立つまではじっくり腰を据えて撮影すべきでしたね。 
この日は先を急ぐ用事があったのです。
▼関連記事(1年前の撮影) 
仕留めた獲物を捕食するチョウゲンボウ♂(野鳥)

ランダムに記事を読む