2024年9月下旬・午後15:50頃・晴れ
秋は実りの季節です。
公園に植栽されたトチノキ大木の下に落果が散乱していました。
素人目に栃の実はクリ(栗)と似ているので、てっきり堅果なのかと勘違いしていたのですが、植物学的に正しくは蒴果なのだそうです。
ぶ厚い果皮には予め3本の切れ目が入っていて、手でかんたんに割って中の種子を取り出すことができます。
落下の衝撃で蒴果が自然に割れて種子が飛び出すこともよくあります。
それぞれの蒴果には、大きな種子が1個含まれています。
蒴果が熟してもトチノキの葉はまだ青々としていましたが、一部の枝では黄葉が始まっていました。
トチノキの種子は貯食型の動物散布で分布を広げると考えられています。
トチノキの種子散布者についてCopilot AIに相談すると、以下の回答が得られました。
地面に落ちていたトチノキ種子の中には、食べかけのものがありました。
栃の実(トチノキの種子)を食べる日本の野生動物や野鳥には、以下のようなものがあります: 野生動物 ツキノワグマ:栃の実を好んで食べることで知られています1。 リス:種子を貯蔵する習性があり、栃の実もその対象となります1。 ネズミ:リスと同様に、栃の実を貯蔵して食べます1。 シカ:稀にですが、栃の実やその若い芽を食べることがあります1。 野鳥 カケス:栃の実を食べることが知られています1。 これらの動物や鳥たちは、栃の実を重要な食料源として利用しています。興味深いですね!他にも知りたいことがあれば教えてください。 はい、ニホンリス(日本リス)は栃の実を食べます。リスは一般的に木の実や種子を好んで食べる習性があり、栃の実もその一つです。彼らは栃の実を貯蔵し、冬の間に食料として利用します。
おそらく鳥に嘴で突かれた食痕だと思います。
現場は街なかの公園なので、カケスを見かけたことはありません。
おそらくカラスがつついて食べたのでしょう。
関連記事(1年前の撮影)▶ トチノキの堅果(栃の実)を持ち去ろうと試みるカケス【野鳥:トレイルカメラ】
短時間で栃の実を袋いっぱいに採取できました。
後で数えたら181個もありました。
これから種子散布の実験に使うには充分な量です。
関連記事(1年前の撮影)▶ 給餌場からトチノキの種子(栃の実)を運んで地中に貯食する野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】
栃の実をあまり欲張って採り尽くしてしまうと、現場付近に生息する野生動物が越冬するための食料がなくなってしまいますから、山菜採りと同じく適度に残しながら採集しました。
余談ですが、トチノキ大木の下に立って見上げるように葉裏を撮ったスナップ写真に、謎の昆虫が多数写っていました。
現場ではまったく気づかず、写真を拡大しても虫の正体が分かりません。
トチノキの葉裏に好んで群がる昆虫がいるのでしょうか?
セミの幼虫がトチノキの葉裏で羽化したのかと思ったのですが、たぶん違いますね。
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