2023年11月中旬
シーン1:11/8・午後12:25頃(@0:00〜)
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子を先に示します。
シーン2:11/12・午前8:20頃(@0:03〜)
明るい朝に1羽のカケス(Garrulus glandarius)が給餌場Rに来ていました。
晩秋の落ち葉が林床に降り積もり、栃の実の一部は隠されています。
カケスは残っていたトチノキの堅果を目ざとく見つけて嘴で咥えようとするものの、やや大きい上に表面が滑って持てません。
すぐに諦めて飛び去りました。
1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@0:18〜)
堅果給餌場にカケスが来たのはこれが初めてです。
トチノキではなくミズナラ堅果などのドングリだったら、貯食のために持ち去ってくれたはずです。
しかし、私がここでドングリを給餌していた時期にはカケスは来てくれませんでした。
賢いカケスは山林で給餌場を見つけても、いかにも怪しいと思って(何かの罠だ!)警戒したのかもしれません。
ちなみに、現場付近にトチノキは自生していません。
カケスがドングリを持ち去って隠す貯食行動と種子散布を調べた『カケスの森 』という本を読んで、私も真似してみようと思ったのがこのプロジェクトのきっかけです。
ところが実際にやってみると、給餌した当日の晩に夜行性の野ネズミがいち早く堅果を見つけて、夜の間にせっせと持ち去ってしまうことが分かりました。
カケスやリスが活動する昼間にはもう餌場に堅果がほとんど残っていないという事態になるのです。
昼行性のカケスやリスの貯食行動を観察したいのであれば、野ネズミが給餌場に近寄れないような工夫(ネズミ返しの設置など)をする必要がありそうです。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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