2020/04/16

仕留めた獲物を捕食するチョウゲンボウ♂(野鳥)



2019年11月中旬・午前8:30頃・晴れ


▼前回の記事
チョウゲンボウ♂とノスリ?が秋の刈田で縄張り争い(野鳥)

刈田から逃げたチョウゲンボウFalco tinnunculus)を追いかけると、隣接する野球場のバックネットを支える柱の天辺に止まり、周囲の刈田を見回していました。
何か小動物を鉤爪で押さえつけ、嘴で啄んでいます。
残念ながら捕食メニューは小さ過ぎて不明です。
先ほど刈田上空を激しく飛び回っていたのは、やはり狩りの行動だったようです。
(別の可能性として、実は刈田を縄張りとするチョウゲンボウは♀♂2羽居て、私が別個体を別々に撮影したのかもしれません。)

食事中に頭を下げたときに頭部が灰色と分かったので、チョウゲンボウの♂と判明しました。
更に深く前傾して屈むと背中の羽根が褐色でした。。
腹面の斑紋がかなり白っぽいです。

ハシボソガラスが嗄れ声で鳴きながら近くを飛ぶと、食事中のチョウゲンボウ♂は警戒して見上げました。
しかしカラスがチョウゲンボウに対してモビング(擬攻撃)しに来ることはありませんでした。
食後は鋭い眼光で辺りを睥睨しています。
住宅地を車やバスが通りかかってもチョウゲンボウ♂は逃げません。

そこで私は更に少し近づいてみました。
しつこく撮り続けるパパラッチに嫌気が差したようで、遂にチョウゲンボウ♂は止まり木から飛び立ちました。
翼の下面の斑紋がばっちり見えました。
滑空すると球場のネットに沿って左に急旋回し、少し離れたフェンスの天辺に止まり直しました。
ネットの背後に隠れてしまったのは、私を警戒したからでしょう。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。


チョウゲンボウ♂(野鳥)@フェンス支柱天辺
全景

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