2019年11月下旬・午後16:10頃(日没時刻は16:22)
夕方れの川岸でカモ類に混じって見たことのない真っ黒な鳥が2羽、採食していました。
嘴と額だけが白くて非常に目立ちます。
目の虹彩は濃い赤でした。
調べてみるとオオバン(Fulica atra)でした。
私はクイナ科の鳥を見るのもこれが初めてで、興奮しました。
雌雄同色らしいので、この2羽は♀♂
1羽が水際に生えていたイネ科の草を啄んで食べました。
次に2羽は連れ立って用心深く土手(堤防)の方へ向かい、土手に生えた草葉を啄みました。
土手の草に実は残っておらず、オオバンはここでもイネ科の草の葉を嘴で次々と毟って食べています。
仲良く並んでゆっくり歩きながら採食。
オオバンはイネ科の草ばかり食べ続け、土手に生えている双子葉植物(スイバ?、オオバコ?、オオジシバリ)には口を付けません。
動画を長々と撮り続けた甲斐があって、後半になると採食メニューの例外を観察することができました。
各個体がセイヨウタンポポの葉を少しだけ食べました。(1口@3:04、3口@4:25)
しかしタンポポのすぐ横に生えていたムラサキツメクサには口を付けませんでした。
どうやら植物の種類によって好き嫌い(選り好み)があるようです。
弁足と呼ばれる大きな水掻きがある水鳥なのに、オオバンが陸上で草を好んで食べるとは意外でした。
図鑑では雑食性とされています。
つづく→オオバン(野鳥):警戒心の個体差
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