2020/06/12

ウコギの枝先で縄張りを張るシオカラトンボ♂



2019年9月上旬・午後15:45

路地裏のウコギ(おそらくヒメウコギ)生垣から突き出した小枝の先端にシオカラトンボ(Orthetrum albistylum speciosum)の成熟♂が止まっていました。
側面からズームインしてみると、複眼の深い水色がきれいですね。
風が吹いて小枝が揺れていても、シオカラトンボ♂は頭部をグリグリと動かして辺りを油断なく見張っています。

急に枝先から飛び立ったのですが、すぐにまた同じ止まり木に戻って来ました。
飛び立つ瞬間をまずは1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。
その後に等倍速でリプレイ。
前と同じ向きで着地したトンボの口元を見ても、獲物を捕らえてはいませんでした。
縄張りをパトロールするために飛んだのか、獲物を狩ろうとして飛び立ったのでしょう。

実はすぐ近くに池があって、そこの岸で別個体の♂が縄張りを張っていました。

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池の枯草に離着陸を繰り返すシオカラトンボ成熟♂【HD動画&ハイスピード動画】

池の近くなら交尾相手の♀が飛来するのを待ち伏せする意味もあるのだろうと予想されます。
しかし、わざわざ池から離れた生垣で縄張りを張っている♂は、♂同士の喧嘩(縄張り争い)に負けた劣位の個体なのでしょうか?
池に飛来する♀をライバル♂よりもいち早く見つけて交尾に持ち込むことは可能なのかな?




雛のために道端の側溝で虫を捕るハクセキレイ♂(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:06・晴れ

街中の道端を流れる側溝にハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が出入りしていました。
通行人が側溝に落ちないように鉄格子のような蓋で覆われているのですが、外に出てきたハクセキレイ♂は嘴に大量の虫を咥えていました。
おそらく側溝内に発生する蚊柱を目当てに虫取りに来たのでしょう。
側溝の外に出てから振り向くと、通りを渡って市街地の方へ飛び去りました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、大量の獲物を嘴に咥えたままなので、巣で待つ雛に給餌するのでしょう。

同様のシーンは今季2回目の観察です。


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道端の側溝内で虫を捕るハクセキレイ♂(野鳥)



2020/06/11

クズの葉を切り抜いて巣に空輸するクズハキリバチ♀【HD動画&スーパースロー】



2019年8月上旬・午後14:38〜15:16・快晴・猛暑


▼前回の記事
葛の葉を切り取るクズハキリバチ♀【HD動画&ハイスピード動画】

クズハキリバチ♀(Megachile pseudomonticola)が巣材を集める行動を今季になってようやく観察できたのが嬉しくて、5日後にもいそいそと撮影にやって来ました。
川岸に蔓延るクズ群落に巣材集めに通って来る複数個体を撮影。

240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:38〜)
蜂はクズの葉縁にまたがって下へ下へと大顎で噛み切っていきます。
丸く(卵型または楕円形)切り取られる葉片をふたつ折りに曲げながら腹面に脚で抱えます。
切り落とす直前に羽ばたきを始め、巣に向かって飛び去りました。
無駄のない流れるような匠の技を何度見ても惚れ惚れします。
クズハキリバチ♀の営巣地を突き止められなかったのが残念でした。
葉片を空輸すると空気抵抗がかなり大きくなるようで、帰巣速度はゆっくりです。
蜂を見失わないように走って追いかけたら巣まで辿り着けるかな?
翌年も次世代の♀が同じ場所で巣材を集めるのか、とても気になります。
(そもそも、どうして複数個体♀が同じ場所で巣材集めに来るのでしょう?)


【追記】
小松貴『絶滅危惧の地味な虫たち (ちくま新書)』によると、
 (クズハキリバチは)ハキリバチの例に漏れず、古木に空いた小穴や竹筒、地面の裂け目といった空隙に営巣する。そして、巣材として道端に茂っているクズの葉を利用する習性を持っている。本種のクズの葉に対する執着はかなり強く、他種の植物の葉は周囲にクズが生えていない場合に限り、やむを得ず利用する程度だという。また、営巣地点から約10メートル以内にある至近のクズ群落から、葉の切り出しを行う傾向が強い。(p175より引用)
私が観察した事例では、葉の切り出し地点と営巣地は明らかに10m以上離れていました。
飛ぶ速度は比較的遅く、しかも至近に営巣箇所があるはずなので、跡を追いかけると比較的簡単に巣まで誘導してもらえる。(同書p176より引用)

今回は撮影を優先しましたが、次に機会があれば、私も巣材を持ち去るクズハキリバチ♀を追いかけてみることにします。 



クズハキリバチ♀@クズ葉切り取り:巣材集め
巣材集め・全景

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