2018年11月上旬・午後16:42(日の入り時刻は16:39)
日没直後に、1羽のカワウ(Phalacrocorax carbo hanedae)が上流の塒へ飛び去る様子を流し撮りしました。
高度を保って飛んでいます。
仲間の群れに合流するかと思いきや、着水する前に河畔林の死角に消えました。
画質が粗いのは薄暗いせいです。
飛来したカワウが川に着水するシーンを撮ってみたいのですけど、なかなかチャンスがありません。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
2019年1月下旬・午後16:00頃
住宅地の屋根で雪遊びに熱中するハシボソガラス(Corvus corone)のスクープ映像が撮れました!
傾斜の付いた屋根に積もった新雪に1羽のカラスが頭部を突っ込み、歩き回りながら雪を食べています。
嘴で雪を掻き分けるような動きをしています。
頭を雪に突っ込んだまま傾斜に沿って少し屋根を下っても、毎回必ず屋根の最上部に登り返します。
カラスは冷たい雪を大量に食べてもこめかみがキーンと痛くなる、いわゆるアイスクリーム頭痛に悩まされないのですかね?
次は頭を雪に突っ込んだ姿勢でゴロンと横向きに一回転しました。
バランスを崩したのか、ふざけて意図的に側転したのか不明です。
「雪浴び」の行動ではなさそうです。
独り遊びを満喫したカラスは最後に飛び去りました。
海外のカラスの行動として以前YouTubeで見たような、屋根をスキーのように足で滑り降りるクールな遊びはしませんでした。
賢いカラスに芸を仕込んで屋根の雪下ろしを手伝ってもらえるように出来たらとても助かるのに…と雪国の人なら誰しも思うことでしょう。
【追記】
中村眞樹子(NPO法人札幌カラス研究会)『なんでそうなの 札幌のカラス』によれば、カラスの雪遊びにも色々あるそうです。
その年生まれの幼鳥は初めての雪ですから、降ってくる雪を食べようとして嘴を半開きにしています。雪の中で嘴を開いたまま突き進み掃除機のように雪を口に吸い込んで雪遊びをしている姿も見かけます。ボソの幼鳥に多いのは、雪玉をくわえて飛び上がっては落とすこと。これってまるで、クルミ落としと同じですね。 (p56より引用)
雪浴びはブトもボソも両方行います。見ていると、何となく「これって遊び? 楽しんでる?」と感じることがあります。ブトだと雪浴びをしながら嘴を開き、まるでラッセル車のように突き進み、口の中を雪いっぱいにして食べたり、そのまま吐き出したりしています。ボソも同じようにラッセルをするのですが、小さな雪玉ができると、それをとても大事そうにくわえて飛び上がり、まるでクルミ落としのように落としています。(中略)傑作なのは雪の上をゴロンゴロン転がるところです。これはボソ特有の行動だと思われます。なんと、お腹を上にして転がるのです。 (p110より引用)
世の中にカラスの本は数あれど、雪国の個体群の行動を詳細に記録した本は少ないので、とても参考になります。
ただし読んでいて、私のフィールド(山形県)で見ているカラスは札幌のカラスとは少し行動が違うぞ?と思うこともいくつかあるので、行動や習性に地域差がありそうです。
私が未だ見たことのない雪遊び行動も多いので、今後も冬のカラス・ウォッチングが楽しみです。
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| ハシボソガラス(野鳥)@屋根+新雪摂食+遊び |
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| ハシボソガラス(野鳥)@屋根+新雪摂食+遊び |
2018年12月下旬
池の岸で羽繕いしているカワウを撮影していたら、背後の水面でカルガモ(Anas zonorhyncha)の♀♂カップルがいちゃつき始めました。
画面の左上角にご注目。
向かい合った♀♂ペアがお辞儀(首を上下に伸縮)を交互に繰り返しています。
これが求愛行動のようです。
左に居た個体♂が♀の背後に回り込むとマウントし、交尾に成功しました。
♂を背負った♀は、ほぼ水没してしまい、辛うじて頭だけが水面に浮いている状態です。
慌ててカルガモにピントを合わせたものの、時すでに遅し。
交尾は数秒で終わり、♀♂ペアは別れました。
この間、カルガモの鳴き声は何も聞き取れませんでした。
※ いつものように動画編集時に手ブレ補正すると副作用で却って不自然な映像になったので、今回はそのままお届けします。
八木力『冬鳥の行動記:Ethology of Wild Ducks』を紐解いてカモ類の交尾行動を調べると、
交尾には♀との合意が必要なので、♂が♀に近づきながら頭部を上下させるヘッドトッシングを行なって交尾を促し、これに♀が同調して頭部を上下させれば同意の合図。
♀は交尾受け入れの姿勢をとります。♂は♀の後頭部をくわえてマウンティング。
交尾終了後、♀は必ず(儀式的水浴びと)転移性羽ばたきを行ない、♂はまれに行なうことがあります。 (p58より引用)
抜粋部の前の章に書いてあった求愛行動についての解説を読むと、どうやら今回は、求愛行動の前半と交尾後の行動を見逃してしまったようです。
カルガモの配偶行動は冬に行われると知ったので、次こそは一部始終をしっかり動画に記録しようと心に決めました。
しかし意気込んで水辺に通っても、残念ながらこの冬は物に出来ませんでした。
ごくありふれた普通種の留鳥なのに、なかなか手強いです…。
【追記】
1年後、川で交尾するカルガモをじっくり観察することが出来ました。
▼関連記事(1年後の撮影@川面)
カルガモ♀♂の求愛・交尾行動(冬の野鳥)
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| カルガモ♀♂(野鳥)@池水面+交尾 |
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| カルガモ♀♂(野鳥)@池水面+交尾 |