2018/10/20

川岸で幼鳥2羽にアメンボなどの虫を給餌するハクセキレイ親鳥♂(野鳥)



2018年7月下旬・午後12:02〜12:06

コンクリートで護岸された泥だらけの川岸でハクセキレイ(Motacilla alba lugens)の親鳥♂と2羽の幼鳥が一緒に居ました。
巣立ったばかりの幼鳥を連れて歩き、せっせと巣外給餌しているようです。

2羽の幼鳥(巣立ち雛)は川岸で離れ離れにならないように常に近くに居るようです。
親鳥♂が近くに来ると幼鳥は黄色い嘴を開けて給餌をねだります。
餌乞いの鳴き声は、川の流れる音にかき消されてあまりよく聞き取れず残念でした。
カラスの幼鳥とは異なり、餌乞いの際に翼を閉じたままで小刻みに震わせています。 

親鳥♂が幼鳥Lの目の前の泥に居た虫を喋んで口移しに与えました。(@1:08)
幼鳥は自力では未だ採餌(探餌)出来ないことが分かります。

そこへ急にカワラヒワ(Carduelis sinica)が飛来し、ハクセキレイ家族群の横に着地しました。(@1:14)
カワラヒワは種子食性ですから、ハクセキレイを襲ったり追い払ったりする意図は無いようです。
川岸に居るハクセキレイは保護色になっていて、カワラヒワは着陸寸前まで存在に気づかなかったのでしょうか。

また、川の中央から岸の方に低空飛行でやってきたハグロトンボ(Calopteryx atrata)が空中でターンして引き換えしました。(@1:25)
果たして親鳥♂はハグロトンボを捕食するでしょうか?

親鳥♂が急に飛び立つと、川岸に近い目の前の水面で虫を素早く捕らえました。(@1:34)
獲物はアメンボかな?
そのまま急旋回して岸に戻った親鳥♂に幼鳥Lが駆け寄ると、口移しで給餌しました。
見事な空中捕食シーンを1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。

親鳥♂は休む間もなく川岸を下流へ歩いて移動し、次の餌を探します。
草むらで虫を素早く捕食した親鳥♂が幼鳥Lの待つ場所へ駆け戻り、給餌しました。

次に親鳥♂は川岸を上流へ歩きながら獲物を探します。
川岸の岩場から飛び立つと川面での捕食に挑みます。
一度失敗したものの、二度目は見事に水面の虫を嘴で捕らえました。
スローモーションで見直すと、ホバリング(停空飛翔)して狙いを定めると、水面を逃げるアメンボを追いかけ嘴で仕留めています。(@2:55)
岸に戻ると大き目の獲物を咥え直し、駆け寄ってきた幼鳥Lに給餌。(@3:27)
幼鳥LはRよりも飢えているのか、4回連続で給餌してもらっています。(貪欲で図々しい性格は兄弟間の競争において得でしょう。)

岩場で大人しく待っている幼鳥Rの横を通り過ぎる親鳥に対して、待ちくたびれた幼鳥Rが餌乞いしたら、ようやく餌を口移ししてくれました。
ただし、これは給餌の振りをしただけかもしれません。
明らかに餌が足りないらしく、幼鳥Rは不満そうに親鳥をちょっと追いすがりました。
未だ食べ足りない育ち盛りの幼鳥2羽が岩場で親鳥の近くに集まり、賑やかに餌乞い♪しています。
最後、ハクセキレイの親鳥♂は飛び立つと対岸のガードレールに止まり、川岸には幼鳥だけが取り残されました。

辺りを探しても母鳥♀の姿はありませんでした。
巣立った幼鳥を2群に分けて親鳥♀♂が別々に面倒を見ているのでしょうか。
育雛の初期には沢山の虫を嘴に貯めてから帰巣するハクセキレイの姿を見かけました。

▼関連記事(5月の撮影)
・雛のために橋で虫を捕食するハクセキレイ♀(野鳥)
・田んぼの水面で芋虫を捕食して巣に運ぶハクセキレイ♂(野鳥)
一方、今回観察した巣外給餌では、虫を一匹捕らえる度に幼鳥へ給餌していました。
雛が巣立つと親鳥について歩くようになります。
親鳥が捕らえ集めた獲物をいちいち巣に運ばなくて済むので、この時期の給餌は楽なのかもしれません。

確実に幼鳥と分かるハクセキレイを今回初めて撮ることができました♪
営巣地が近くにあったのかな?
大きな護岸ブロック(テトラポット? 正式名不詳)の下の穴が怪しいと思うのですが、どうでしょう?
身近にいるハクセキレイの断片的な観察を積み重ねてきて暮らしぶり(生態)が大体分かってきたものの、どうしても未だ巣を見つけることが出来ていません。

つづく→川岸で親鳥を待つハクセキレイの幼鳥2羽(野鳥)


ハクセキレイ(野鳥)親鳥♂@川岸+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ(野鳥)親鳥♂@川岸+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ(野鳥)親鳥♂@川岸+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ(野鳥)親鳥♂+幼鳥2@川岸

2018/10/19

ノウゼンカズラを訪花するモンスズメバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年7月下旬

駐車場の隅に立つヒノキの高木に巻き付いた蔓植物ノウゼンカズラの花が満開に咲いていました。
そこへ飛来したモンスズメバチ(Vespa crabro)のワーカー♀が正当訪花を繰り返しています。
まずは花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。

飛来した蜂が風で揺れる花に着地するのに少し苦労しています。
花弁から歩いて花の中央に潜り込み(正当訪花)、吸蜜します。
胸背が黄色い花粉で汚れている個体でした。
ノウゼンカズラに正当訪花すると雄しべの葯が胸背に当たって花粉が擦り付けられる仕組みになっているのでしょう。
次の花に潜り込むとこの花粉が雌しべに擦り付けられ、他家受粉が成立するのです。
これで積年の謎が解けました。
以前観察したコガタスズメバチ♀の中に胸背が黄色く汚れている個体が居て、何の花粉か分からなかったのです。

▼関連記事
花粉で汚れたコガタスズメバチ♀の帰巣
葉で休息中のモンスズメバチ♀がノウゼンカズラの花から飛び立つキイロスズメバチ♀とニアミスしました(@1:37〜1:48)。
花から飛び立って上昇中にうっかり葉にぶつかり、バランスを崩して墜落する瞬間が捉えられていました。(@2:10〜2:20)

最後は通常のHD動画による撮影です(@2:20〜)。




▼関連記事(3年前の撮影)
ノウゼンカズラの花で獲物を探すコガタスズメバチ♀

モンスズメバチ♀@ノウゼンカズラ訪花吸蜜

ノウゼンカズラ花
ノウゼンカズラ花・全景@ヒノキ幹
ノウゼンカズラ花・全景@ヒノキ樹冠

コナラの樹液を舐めるアカウシアブ♀



2018年7月下旬・午後16:06

コナラの樹液酒場でアカウシアブ♀(Tabanus chrysurus)が樹液を舐めに来ていました。


▼関連記事(4年前の撮影)
ミズナラ樹液酒場で身繕いするアカウシアブ♀

私の体の周囲を飛び回るので身を固くしましたが、刺されて吸血されずに済みました。(スズメバチより怖いです)
樹液酒場でのスズメバチは、こちらから手出しをしなければヒトを襲ってくることはありません。
一方、アカウシアブは我々がたとえじっとしていてもヒトの体温や呼気に含まれる二酸化炭素(CO2)に誘引されて集まり、血を吸うからです。(口器で刺されると痛い!)
▼関連記事 
・アカウシアブ♀の吸血 
・車好きのアカウシアブ

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


アカウシアブ♀@コナラ樹液吸汁

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