2024年12月上旬
ニホンリス(Sciurus lis)
シーン0:12/3・午前8:41・晴れ(@0:00〜)
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。
里山のスギ林縁で朽ち果てた倒木の端に給餌箱を固定し、拾い集めてきた銀杏(イチョウの種子)で一杯にしました。
独特の異臭がする銀杏をニホンリス(Sciurus lis)は持ち去って貯食するでしょうか?
言い換えると、リスはイチョウの種子散布を助けるでしょうか?
ところが予想外の展開になりました。
実はすぐ近くにオニグルミの大木が聳え立っています。
シーン1:12/5・午前8:13・くもり(@0:03〜)
倒木の背後の林床でリスが穴掘りしています。
予め地中に埋めて隠しておいたオニグルミの堅果を掘り出すと、口に咥えて手前に運んで来ました。
リスの口元にオニグルミの黒い堅果が見えます。
黒色はオニグルミのタンニンに由来します。
しばらくすると、左下から再びリスが戻ってきました。
倒木の下で立ち止まると、前足で深い穴を掘り始めました。
貯食しておいたクルミの堅果を掘り出したようですが、手前に生い茂った草木の葉が邪魔です。
掘り出し物のクルミを運んで、左下手前に向かいました。
関連記事(同所で1ヶ月前の撮影)▶ 地中から貯食物を掘り出して持ち去るニホンリス【トレイルカメラ】
シーン2:12/5・午前8:15・くもり(@1:17〜)
40秒後、ニホンリスが倒木の上に乗って、銀杏が詰まった給餌箱を覗き込んでいました。
ところが見慣れない銀杏や異臭に警戒しているのか、それ以上は餌箱に近寄らず、右往左往しています。
それにしても、リスの尻尾は思った以上にふさふさしていますね。
結局リスは銀杏を気に入らなかったようで、倒木の右端から奥の林床に飛び降りました。
シダ(種名不詳)の茂みに隠れてから、すぐに出てきて左下手前に立ち去りました。
シーン3:12/5・午前8:21・くもり(@1:35〜)
5分後に、倒木の右奥の林床をリスがうろちょろしています。
常緑?のシダの株の根元に頭を突っ込んで、何かしています。
貯食行動に関係してそうですが、右手前にあるフジの太い枯れ蔓が邪魔で、リスがよく見えません。
何かひと仕事を終えたリスが手前に駆け出し、倒木の右端を蹴って右手前へ跳びました。
その後もリスが戻ってきて、同じ地点(シダの根元)で何か作業しています。
【考察】
ニホンリスは結局、給餌箱に入らず、銀杏(イチョウの種子)を食べたり持ち去って貯食したりしませんでした。
この山中にイチョウの木は自生しないので、リスが銀杏の匂いを嗅ぐのは初めてのはずです。
酪酸に由来する独特の異臭でリスが銀杏を忌避したとすれば、それはそれで興味深い結果です。
見慣れない銀杏なんかに構っている暇はなく、雪国のリスは冬に備えてオニグルミの貯食作業に忙しそうです。
以前地中に貯食しておいたオニグルミの堅果を掘り出して、隠し場所を変更しているようです。
地中に埋めておいたクルミ堅果を掘り出すのは、かすかな匂いで嗅ぎ当るのか、それとも記憶を頼りにしているのでしょうか?
つづく→
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