2025/09/30

山中の湿地帯を晩にうろつくニホンイノシシの群れ【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2024年7月中旬 

シーン0:7/5・午後13:27・晴れ・気温33℃(@0:00〜) 
シーン0:7/5・午後13:31・晴れ・気温32℃(@0:04〜) 
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
山林の中に少し開けた湿地帯があり、湧き水が滲み出して浅い水溜りになっています。 
水場に来る生き物を2台の自動撮影カメラで見張っています。 

ある晩に群れで何度も繰り返し登場したニホンイノシシSus scrofa leucomystax)の行動を以下にまとめました。 


シーン1:7/12・午後19:23・小雨・気温19℃(@0:08〜) 
小雨がぱらつく晩に起動した監視カメラが不規則に振動し、カメラの死角から獣の鼻息が聞こえます。 
どうやら野生動物が通りすがりにカメラの三脚とぶつかったようです。 

やがてイノシシ3頭の群れが登場しました。 
並んで水溜りSを渡りましたが、水を飲んだり泥浴びしたりしませんでした。 


シーン2:7/12・午後19:23・小雨・気温19℃(@1:24〜)
別アングルで設置した監視カメラに続きが写っていました。 
右から来たイノシシは水溜りNに入ったまま、しばらく佇んでいます。 
監視カメラの存在に気づいて警戒しているのか、飲水もヌタ打ちもしてくれません。 

もう1頭のイノシシと一緒に、キツネノボタンが繁茂する湿地帯をうろついています。 


下草を採食しているようですが、肝心の口元がよく見えません。 
ニホンイノシシが有毒植物のキツネノボタンを食べたかどうか、気になります。
草食動物が毒草を忌避して食べ残したからこそ、キツネノボタンの大群落ができたのではないかと考えています。


シーン3:7/12・午後19:39(@2:09〜)
約15分後、雨は止んだようです。 
またイノシシが1頭、現れました。 
先程の群れの1頭だけ戻ってきたのか、それとも別個体なのか、私には見分けがつきません。 

水溜りNをジャブジャブ横断すると、右下手前に立ち去りました。


シーン4:7/12・午後19:54・気温19℃(@2:22〜) 
さらに15分後、再びイノシシが単独で水溜りSの手前を右から左へ横切りました。 
尻の尻尾を左右に振り立て、小声の低音でブー♪と鳴きました。 
今回は水溜まりSに入りませんでした。 


※ イノシシの鳴き声や鼻息、雨音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


少なくとも3頭以上の群れでした。
なんとなく素人目には若い個体の群れのように見えたのですが、イノシシ観察歴の浅い私には、どういう関係の群れなのか、よく分かりません。

つづく→

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