2024年7月下旬
シーン0:7/16・午前11:45・晴れ・気温32℃(@0:00〜)
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。
山林で湧き水が滲み出した湿地帯の水溜りを無人センサーカメラで見張っています。
シーン1:7/21・午後21:57・気温24℃(@0:03〜)
晩にニホンイノシシ♂(Sus scrofa leucomystax)が右手前から単独で水場にやって来ました。
口元に牙がしっかり見えて、股間に睾丸があるので、♂のようで
す。
腹面に発達した乳房や乳首は見えません。
水溜りSに入ると、イノシシは少し水を飲んだようです。
次は鼻面で水底の泥を深く掘り始めました。
浅い水溜りの水深を深くしてから身を沈めました。
腹までしか水に浸らないものの、気持ち良さそうです。
イノシシのヌタ打ち(泥浴び)というと、泥の中に転げ回って(のたうち回って)全身泥まみれになるというイメージでしたが、実際は違いますね。
シーン2:7/21・午後22:00(@2:04〜)
やがてイノシシ♂は水溜りから立ち上がって身震いしました。
泥水に浸かっていた体の下半分だけが黒く濡れて見えるものの、背中の毛皮は乾いたままです。
方向転換して左に立ち去りました。
※ ヌタ打ちする泥水の音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
その後、イノシシが監視カメラの手前で激しく身震いして泥を振り落としたはずなのに、なぜかそのシーンが撮れていません。
実は後日に現場入りすると、トレイルカメラに盛大な泥汚れが付着していたのです。
当時はイノシシの仕業に違いないと思い込んでいたのですが、犯人はフクロウかもしれないと、翌年になると判明します。
カメラの上面にも泥汚れが付くのは変だと気づくべきでした。
ちなみに、ヌタ打ち直後のイノシシが獣道を立ち去った跡は、下草に滴り落ちた泥が白く乾いているので、すぐに分かります。
つづく→
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