2019年4月中旬
春が来てカラスの巣作りがいよいよ始まったようです。(造巣活動)
庭に1羽のハシボソガラス(Corvus corone)が忍び込み、カキノキの下を徘徊・探索していました。
地面に落ちた小枝を何度も持ち替え吟味してから拾い上げました。
小枝の曲がり具合や強度、長さなど、巣材に適しているかどうか念入りに検討中なのでしょう。
しばらくすると、落枝を嘴に咥えたカラスが近くの電線に止まっていました。
私がカメラを向けると、カラスは巣材を咥えたまま電線から左に飛び立ちました。
ところがすぐに旋回して、右手にある民家の屋根に着陸しました。
おそらく巣の位置を私に悟られたくないカラスが、フェイントを仕掛けたのでしょう。
ソーラーパネルが置かれたトタン屋根の上端角に止まったハシボソガラスは、持ってきた小枝を屋根に置き、足で押さえつけました。
小枝をわざと不安定な屋根の角に置き直したのは、どういうつもりなのでしょうか?(遊び心?)
小枝はやじろべえのように絶妙なバランスを保っているものの、風が吹くとグラグラ揺れて今にも落ちそうです。
カラスも内心は気が気ではない様子。
素知らぬ顔で辺りを警戒しています。
私は別に、巣材集めの現行犯でカラスを咎めているつもりはありません。
ところが私に見られている(撮られている)ことに気付いたハシボソガラスは挙動不審になり、「え? 何も盗ってませんけど? ほら、何も咥えてませんし」と精一杯トボケているように見えて可笑しくなりました。
やがてカラスは、せっかく拾ってきた小枝を屋根に残したまま飛び上がりました。
すぐに忘れ物に気づいて屋根に舞い戻り、小枝を運んでどこかに飛び去りました。
関連記事(4年後の撮影)▶ カキノキの枝を折り取って巣材用に加工するハシボソガラス(野鳥)
この親鳥がどこに営巣しているのか、このときは分かりませんでした。
数日後、近所に聳え立つメタセコイアのてっぺんに小枝を組み合わせて作った巣を見つけ、その中でハシボソガラスが抱卵している姿を目撃しました。
まさに灯台下暗し。
ところがこのとき私はカメラを持っていなかったので、証拠写真を撮れませんでした。
その後はなぜか親鳥が巣を放棄してしまった上に、メタセコイアの葉が茂って巣が隠れてしまいました。
ハシボソガラス(野鳥)@屋根+巣材運搬 |
この親鳥がどこに営巣しているのか、このときは分かりませんでした。
数日後、近所に聳え立つメタセコイアのてっぺんに小枝を組み合わせて作った巣を見つけ、その中でハシボソガラスが抱卵している姿を目撃しました。
まさに灯台下暗し。
ところがこのとき私はカメラを持っていなかったので、証拠写真を撮れませんでした。
その後はなぜか親鳥が巣を放棄してしまった上に、メタセコイアの葉が茂って巣が隠れてしまいました。
ハシボソガラス(野鳥)巣@メタセコイア樹冠 |
ハシボソガラス(野鳥)巣@メタセコイア樹冠・全景 |
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