2023年3月上旬・午前10:30頃・晴れ
早春はカラスの繁殖期です。
平地でも溶け残った残雪が未だ少しありますが、いよいよカラスの巣作りが始まりました。
住宅地でハシボソガラス(Corvus corone)の巣材集めを観察することができました。
関連記事(4年前の撮影)▶ カキノキの落枝を拾って巣材にするハシボソガラス(野鳥)
落葉したまま未だ芽吹いていないカキノキに1羽のカラスが飛来しました。
庭木の樹上をうろついて物色すると、カラスは嘴で手頃な枝を折り取りました。
折った枝はやや長くて持て余し気味ですけど、なんとか中央部を咥えてバランスを取ります。
樹冠に移動してから、採取した枝を足で押さえ、二股になった部分をつついて余計な小枝を取り除こうとしています。
その間、♀♂番 のパートナーは巣材集めを手伝わず、近くの柵の上で警戒していました。
私に近くから見られているのを嫌ったのか、カラスは折った枝を持って柿の木から飛び去りました。
近くの電線の上に止まり直したのですが、手前の木が邪魔で上手く撮れず、そのシーンは割愛。
すぐにまた少し飛んで、民家の屋根の上に着陸しました。
複雑に曲がって分岐した枝を運ぶ際に重心を取るのが難しそうで、何度も持ち替えています。
持ってきた枝を片足で押さえつけながら、邪魔な分枝を嘴で取り除こうと苦労しています。
ようやく満足したようで、ハシボソガラスは巣材を咥えて巣へ飛び去りました。
おそらく近くのクリ樹上で営巣したペアだと思います。
関連記事(8日後の撮影)▶ クリ樹上に作り始めた巣から飛び去るハシボソガラス(野鳥)
※ 映像がやや不鮮明なのは、雪国(寒冷地)に特有の二重窓を通して室内から撮影したからです。
ガラスの表面が汚れてますね。
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