2019年4月下旬
水路が川に合流する地点の手前で見慣れない鴨の群れが居ました。
調べてみると、冬鳥のコガモ♀♂(Anas crecca)でした。
冬鳥なのに、春になって桜が咲き終わっても北に渡去しないのが不思議でした。
コガモは「中部地方以北の高原や北海道の湿原では、ごく少数が繁殖している。カモ類の中では冬の渡りが早く、また春の渡りが遅めである(wikipediaより引用)」とのことでした。
夏も当地に残って繁殖するのか、注目です。
初めは私を警戒して水面をさり気なく遠ざかって行きました。
私がじっとしていると、コガモの群れがゆっくり戻ってきてくれました。
♂の頭部には緑の帽子を被っているような模様があり、可愛らしい鴨ですね。
♀の羽根は地味な褐色(迷彩色)ですが、風切羽の緑色がオシャレなワンポイントのアクセントになっています。
コガモは水面に浮かんでいる餌を嘴ですくって食べています。
水中に頭部を突っ込むこともありました。
高木清和『フィールドのための野鳥図鑑:水辺の鳥』でコガモの餌について調べると、
行動: 数羽、時に数百羽の群れで生活する。(中略)岩についた水草や藻類を食べる。
食性: 落穂、草の種子、水草類、藻類。(p33より引用)
ところで、いつ来てもこの水路は水面が泡立っていて、水質がいまいち汚い印象です。
洗剤のような匂いが辺りに薄っすらと漂っているので心配になります。
生活排水や工場排水が垂れ流しにされている疑いがあります。
当局に通報するべきでしょうか。
コガモの群れが川の本流ではなく、汚染された水路にわざわざ集まって採食するのは一体なぜでしょう?
富栄養化した水路の方が逆に藻や水草がよく生育するのかな?
コガモ♀♂(野鳥)群れ@水路+遊泳 |
コガモ♀♂(野鳥)群れ@水路+遊泳 |
コガモ♀♂(野鳥)群れ@水路+遊泳 |
コガモ♀♂(野鳥)群れ@水路+遊泳 |
コガモ♂(野鳥)群れ@水路+遊泳 |
コガモ♂(野鳥)群れ@水路+遊泳 |
コガモ♂(野鳥)群れ@水路+遊泳 |
コガモ♂(野鳥)群れ@水路+遊泳+採食 |
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