2024/05/25

ニホンアナグマの空き巣の横にマーキングするハクビシン【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年9月上旬・午後20:26 

ニホンアナグマMeles anakuma)の家族が転出した後の旧営巣地(セット)を自動センサーカメラでしつこく見張っていると、ある晩にハクビシン(白鼻芯、白鼻心;Paguma larvata)が登場しました。 
二次林内にあるアナグマの巣口Rを覗き込んでいたものの、今回は中に入りませんでした。 

左へ立ち去る際に、地面に転がっていた長い落枝を跨ぎながら腰を落として(排尿?)マーキングしたような気がするのですが、どうでしょうか。 
「ハクビシン参上!」という挨拶なのかな。
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:12〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 




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池に飛び込み一瞬の水浴を繰り返すサンコウチョウ♀【野鳥:トレイルカメラ】名前を教えて

 

2022年8月中旬・午後14:10頃・晴れ 

里山で湧き水が溜まった浅い泉に自動センサーカメラを設置して見張っていると、様々な野鳥の群れ(混群)が次々と水浴びにやって来ました。 
その中に見慣れない種類の鳥が混じっています。 

奥の森から焦げ茶色っぽい鳥が飛来しました。 
死角の止まり木に一旦止まってから、左岸から地味な薄茶色の鳥が入水しました。 
その間に、池から奥に向かって流れ出る水路(沢の源流)に小鳥が降り立って、水浴を始めました。 
これはコガラPoecile montanus)ではないかと思うのですが、遠くてよく見えません。 
左岸の止まり木(死角)から茶色の鳥が水面に素早く舞い降りたものの、一瞬着水しただけで元の止まり木に戻ってしまいました。(@0:15〜) 
この乱入に驚いて、先客の薄茶色の鳥は左に逃げてしまいました。 
奥の浅い水路ではコガラ?が気にせず行水を続けています。 
コガラの飛来および水浴シーンを、1.5倍に拡大した上で1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:28〜0:47) 
続けて薄茶色の鳥の入水および茶色っぽい謎の鳥の短い飛び込み水浴を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:48〜1:09) 

一瞬の飛び込み水浴を繰り返す焦げ茶色(チョコレート色)の鳥が特に気になりました。 
この鳥の名前は何でしょうか? 
池に何度も飛び込んだので、アカショウビンのような飛び込み漁をしている可能性もあります。 
しかしスロー再生で見直すと、オタマジャクシなどの獲物を捕食してはおらず、ただの水浴びのようです。 



飛び込み水浴を繰り返すのは、ヒヨドリと似ています。 

関連記事(1年前および1ヶ月前に同所で撮影)▶  

今回もてっきりヒヨドリなのかと思いきや、スロー再生で見直すと別種のようです。 
翼を激しく羽ばたかせる羽音とポチャンと着水する水音が聞こえるだけで、鳴き声を発していませんでした。 
したがって、鳴き声で同定することもできません。 

しばらくすると、薄茶色の鳥が池に戻ってきて、左手前の水面上の落枝に乗りました。(@1:21〜) 
辺りを警戒してから、ようやく浅瀬で水浴を始めました。 
なんとなく、この鳥はシロハラTurdus pallidus)ですかね? 
しかし、冬鳥のシロハラが真夏に渡来するはずがありません。 
水浴を済ませてさっぱりしたシロハラ?が左に飛び去りました。(@1:48〜) 
この鳥の名前が分かる方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。

その間に焦げ茶色をした謎の鳥が再び一瞬の飛び込み水浴を披露しました。 
水浴する前に、死角の止まり木から何度も水面の上でホバリング(停空飛翔)して、安全を確認しています 。
水浴および飛翔シーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@2:04〜) 
背面は焦げ茶色で、頭部は黒色でした。 
腹面が白かったので、アカハラの可能性は消えました。 
黒い頭部に白い過眼線があるように一瞬見えたので、マミジロの可能性も考えました。 
しかしよく見直すと、過眼線ではなく嘴が黒光り?していただけのようです。 

散々迷った挙句、サンコウチョウ♀(Terpsiphone atrocaudata)かもしれない、とようやく辿り着きました。 
しかし、この動画では青いアイリングが写っていません。 
もし間違っていたら、ご指摘願います。 
この山林でサンコウチョウ♂の美しい囀りさえずり♪を夏によく聞きますし、尾羽の長い♂の姿を昔一度だけ見たことがあります。 
私はこれまでサンコウチョウ♀を実際に観察したことはありませんでした。 
(♀は地味なので、出会っても見逃していただけかもしれません。) 

関連記事(1、10年前の撮影)▶  


サンコウチョウの水浴がこんなに忙しないとは知りませんでした。
「カラスの行水」よりもせっかちです。 
岸辺の草むらに潜む捕食者を警戒しているのでしょうか?
それとも池畔に設置したトレイルカメラの存在に気づいて、サンコウチョウ♀だけがひどく警戒しているのでしょうか? 
初めは1回着水しただけで岸辺の止まり木に戻っていたのが、やがて水面でツーバウンドして水浴することもありました。 
少しずつ警戒心が解けているのかもしれませんが、普通の鳥のように落ち着いて水場に身を浸して水浴びする様子をじっくり披露してくれません。 
もしかすると、複数個体のサンコウチョウ♀が水浴に来ていた可能性もありそうです。

スローモーションにしても、サンコウチョウ♀の素早い動きを充分に捉え切れていません。 
旧機種のトレイルカメラで撮る動画はフレームレートが15fpsと低いのが原因です。 
フレームレートの高い新機種で撮り直したいところです。 
次はサンコウチョウ♂の水浴シーンもぜひ撮影してみたいものです。 
今回♀だけが水浴に来ていたのはなぜでしょうか? 
サンコウチョウ♂は尾羽がとびきり長いので、もう少し水深の深い水場でしか行水しないのかもしれません。 


※ 水浴の水音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 
コガラやシロハラ?とサンコウチョウ♀?の水浴シーンをそれぞれ別に切り分けるべきでしたね。 
しかしアカハラの♀♂ペアなのかも?と迷って、このようなごちゃついた編集になってしまいました。 


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【おまけの動画】 
YouTubeでサンコウチョウの水浴動画を検索してみると、水場に飛び込んで一瞬の水浴を繰り返していました。


 
↑『⑤水浴び 静岡県鳥「サンコウチョウ」特集』by 静岡新聞 


 
↑『サンコウチョウの水浴び』by hoshitaka san


2024/05/24

アナグマの旧営巣地に来るホンドタヌキの諸活動:8月下旬〜9月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



ニホンアナグマMeles anakuma)の家族が転出した後の旧営巣地(セット)に近所のホンドタヌキNyctereutes viverrinus)家族が代わる代わるやって来る様子です。 
昼夜を問わず採餌に出かけるついでに縄張り内にあるアナグマの旧営巣地に立ち寄るのでしょう。 
ときどきアナグマの巣口の匂いを嗅ぎ回るだけで、中には侵入しませんでした。 

何か特筆すべき行動があれば個別の記事にするのですけど、とりとめもない残り物のシーンをまとめました。 
観察歴の浅い私が見落としている行動がありそうですし、動画ファイルを削除する前に、念のため全て公開しておきます。 (ただの貧乏性ですね…) 

タヌキの個体識別ができれば、面白いドラマが読み取れるのかもしれませんが、私はまだ修行が足りません。 
漫然と眺めていても埒が明きませんが、タヌキの尻尾にある黒斑のパターンに注目するだけでも個体差があり、けっこう個体識別できそうな気がしています。 


シーン1:8/25(@0:00〜) 

シーン2:8/29(@3:22〜) 

シーン3:8/30(@3:40〜) 

シーン4:8/31(@4:42〜)

シーン5:9/1(@5:02〜) 

シーン6:9/2(@6:02〜)

シーン7:9/3(@6:27〜)

シーン8:9/4(@7:54〜)

シーン9:9/5(@9:04〜)


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 




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