2025/02/08

カタバミの花蜜を吸うヤマトシジミ♀

 

2023年10月中旬・午後12:35頃・晴れ 

住宅地の道端に咲いたカタバミの群落でヤマトシジミ♀(Zizeeria maha)が訪花していました。 
翅を半開きにしたまま、口吻を伸ばして吸蜜しています。 
秋風が強く吹いてカタバミの花が揺れると、ヤマトシジミ♀は翅を閉じます。 

ルリシジミ♂(Celastrina argiolus)と迷ったのですが、ヤマトシジミ♀で大丈夫でしょう。 
翅表の斑紋からヤマトシジミの♀と判明。 
実は私にとって、ヤマトシジミはちょっと珍しい(馴染みの薄い)蝶なのです。 
この2種類の見分け方をPerplexity AIに質問したところ、私の知らなかった(手持ちの図鑑に載ってなかった)見分け方も教えてくれました。
3. 目の色(複眼): - ヤマトシジミ:グレーまたは褐色です[1][4]。 - ルリシジミ:黒色です[1][4]。 
8. 触角:ルリシジミは触角の先が黄色です[1]。


カタバミはヤマトシジミ幼虫の食草なのですが、この成虫♀は花から花へ飛び回るだけで、産卵行動を始めてくれませんでした。 

後半は、訪花中に半開きの翅を互いに擦り合わせるように動かしました。(@1:30〜) 
シジミチョウ科で後翅に尾状突起がある種は、それを動かして自分の触角だと天敵(捕食者)に誤認させる自己擬態をします。 
ヤマトシジミの翅には尾状突起も眼状紋もありませんが、自己擬態行動の前適応段階にあるのではないか?と私は推測しています。 
逆に、ヤマトシジミでは尾状突起と眼状紋が退化した可能性も考えられます。 
それとも、後翅を擦り合わせる行動は、シジミチョウ科で何度も独立に進化したのでしょうか? 
後翅を擦り合わせる動きを司る運動神経回路のエボデボ(進化発生生物学)を研究するのが王道ですけど、いかにも大変そうです。 
日本産シジミチョウ科79種の分子系統樹が調べられていれば、とりあえず私の仮説が検証できそうです。 
この疑問を長年抱いていたので、PerplexityやGeminiのAIに相談してみました。 
残念ながら、今のところ網羅的な分子系統樹は描かれていないようです。 
現状では、ムラサキシジミ属の一部、シルビアシジミ属、フジミドリシジミ属などで部分的な分子系統樹が調べられているだけなのだそうです。 

ヤマトシジミ♀が花から飛び立つ瞬間を狙ってハイスピード動画に切り替えたら、途端に飛んでくれなくなりました。 
最後は物を投げつけて無理やり飛び立たせたのですけど、撮影に失敗しました。(映像なし) 


余談ですが、カタバミについて最近ちょっと面白い研究結果が報告されました。 
 関連ニュース記事()▶  

今回私が観察したカタバミは郊外の住宅地の道端にあった群落ですけど、葉は青々としており(緑色)、赤くはありませんでした。 
つまり、当地は幸い自然度が比較的高く保たれヒートアイランドがまだ進行していないことが分かります。    


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2025/02/07

ニホンアナグマが冬眠する巣口で通りすがりに小便でマーキングするホンドタヌキ♂【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年3月上旬

シーン0:3/3・午後12:31・晴れ・気温24℃(@0:00〜) 
シーン0:3/3・午後12:36・晴れ・気温22℃(@0:04〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
平地の二次林でニホンアナグマMeles anakuma)が冬眠する営巣地(セット)を2台のトレイルカメラで別アングルから監視しています。 
暖冬ですが、雪がまた少し林床に積もりました。 


シーン1:3/9・午後23:20・気温-3℃(@0:07〜) 
晴れて静かな晩遅くに3頭のホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が続々とやって来ました。 
雪面が凍結していて、タヌキが歩いても足跡が残りません。 

先行個体aがアナグマの巣口Lの手前で立ち止まり、匂いを嗅いでいます。 
左へ立ち去ろうとすると、対面に設置した監視カメラのセンサーが反応して赤外線LEDが点灯しました。 
雪面がレフ板になっているため、2台分の赤外線で煌々と照らされ、画面全体が明るくなりました。 
タヌキaは、ちょっと振り返って監視カメラを見上げただけで、そのまま左へ立ち去りました。 

後続個体bが巣口Lに向かう手前で、落葉したマルバゴマキの細い灌木の根元に排尿マーキングしたようです。(@0:25〜) 
巣口Lの匂いを嗅いでから、左に向かいました。 

殿しんがりを務める個体cが右奥の林内からセットに登場。 
アナグマの巣口R➔L➔Rの順に点検しました。 
巣穴Rに入りそうになったところで、1分間の録画が打ち切られました。 


シーン2:3/9・午後23:21・気温-4℃(@1:07〜) 
続きが別アングルの監視カメラでも撮れていました。 
先行個体aが左から右へ横切る動きで起動したのです。 

後続個体b♂がマルバゴマキ灌木の根元に小便をかけて匂い付けする行動がしっかり撮れていました。(@1:17〜) 
右後足を軽く持ち上げながら排尿したので、♂と判明。 
巣口Lの奥を覗き込んでから、跨いで右へ立ち去りました。 

最後に登場した個体cは、スギの落ち葉を尻尾に引っかかったまま引きずって歩いています。 
タヌキたちは、落葉した二次林に隣接するスギ林を通ってきたことが分かります。 
巣口Lを回り込んでから一旦左の巣口Rへ戻り、死角に消えました。


シーン3:3/9・午後23:25・(@1:53〜) 
約3分50秒後に、単独行動のタヌキがセットの林縁を左へ向かいました。 
私にはタヌキの個体識別ができていません。 
殿の個体cがアナグマの巣穴Rに潜り込んで内見していたのかもしれませんが、この個体は尻尾にスギの落ち葉を引きずっていません。 
まったく別の個体dが来ていたという可能性もあり得ます。 
セットの端で身震いしてから左へ立ち去りました。 

最後のタヌキがセットを左に横切っても、対面に設置した監視カメラは反応しませんでした。 
私が監視カメラを長期間同じ場所に設置しているため、夜な夜なここを巡回するタヌキは学習して、なるべくセンサーの死角を選んで歩くようになったのかもしれません。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


この3頭のタヌキは親子なのですかね?
若い3兄弟(姉妹)が一緒に暮らしている可能性はどうでしょう?


稲刈り後の田んぼで落穂拾いをして頭を掻くハシボソガラス(冬の野鳥)

 

2023年12月中旬・午前11:20頃・晴れ 

郊外の稲刈りが終わった田園地帯でハシボソガラスCorvus corone)が採食していました。 
イネの落ち穂を見つけると足で押さえつけ、白い小さな米粒を嘴の先端で器用に摘み上げて食べました。 
食後は、足で痒い頭をぼりぼり掻きました。 

この刈田には二番穂ひこばえは出ていません。 
関連記事(2ヶ月前の撮影)▶ イネの二番穂


ちなみに、田んぼの用水路の中にも複数のカラスが入っていました。 
水を飲んでいるのか、それとも水浴びしているのかな?と期待したものの、私が近づくと警戒したカラスは飛んで逃げてしまいました。 

1羽のカラスが何か餌(オニグルミ堅果?)を刈田に貯食したような気がしたのですが、肝心の埋めるシーンを撮り損ねてしまいました。 
その様子を周りで仲間が見ていたので、隠した餌はすぐに盗まれそうです。 


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