2024/12/17

冬眠の合間に巣穴の外で毛繕いする雪国のニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年1月中旬・午後17:55頃・気温-3℃・日の入り時刻は午後16:42 

雪が積もった平地の二次林でニホンアナグマ(Meles anakuma)の越冬用営巣地(セット)を自動センサーカメラで見張っていると、ある晩に1頭のアナグマが短い冬眠から目覚めて巣の外に出てきていました。 
上を向いて風の匂いを嗅いでから毛繕いを始めました。 
巣口R周辺の匂いをしきりに嗅ぎ回っているものの、一歩も動きませんでした。 
巣内Rに戻るまで見届けられず、残念でした。 

暖冬で積雪量が少なく、地面があちこちで露出しています。
アナグマの越冬行動に暖冬がどのような影響を及ぼすのか、何年も継続して観察する必要があります。

ウラギンスジヒョウモン♂同士の誤認求愛?

 




2023年7月中旬・午前11:55頃・晴れ(強風) 

民家の裏庭に咲いたオレガノ(別名ハナハッカ)で花蜜を吸っているウラギンスジヒョウモン♂a(Argyronome laodice japonica)を動画に撮っていると、同種の別個体♂bが飛来し、訪花中の個体♂aも直ちに飛び去りました。 

何が起きたのか、1/10倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。(@0:07〜) 
酷い風揺れを我慢しながら撮影したのですが、スローモーションに加工すれば、それなりに見れる動画になります。 
まず、2頭とも翅表に黒い性斑(性標)がある♂でした。 
♂aは迎撃のために飛び立ったのでしょうか? 
 蜜源植物を巡る縄張り争いがあるのかな? 
しかし、手前で訪花していたキタテハ♀(Polygonia c-aureum)夏型に対してウラギンスジヒョウモン♂は全く興味を示しませんでした。 
したがって、同種の♂同士の誤認求愛だろうと思われます。 
ウラギンスジヒョウモン♀がオレガノの花に来たら求愛交尾しようと♂は待ち伏せしていたのでしょう。 

直後にオオフタオビドロバチ(Anterhynchium flavomarginatum)もオレガノの花壇から飛び去りました。

2024/12/16

ホンドタヌキが厳冬期の雪山で食べ歩きする謎の餌【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年1月中旬

シーン1:1/9・午後12:38・晴れ(@0:00〜) 
雪の積もった里山でスギ植林地に残されたニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr1を自動撮影カメラで監視しています。 
林床の雪面にはスギの落葉落枝が散乱しています。 
画面の手前から奥に向かって斜面を見上げるアングルです。 


シーン2:1/12・午前2:22(@0:06〜) 
♀♂ペアと思われるホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が別々の方向からやって来ました。 
雪面は凍結しているようで、タヌキが歩き回っても足が潜りません。
渓谷がある右上から来た個体は、歩きながら何か餌を咀嚼していました。 
何度も餌を雪面に落とすのですが、その度に咥え直して食べ続けます。 
パートナーも空腹のはずなのに、分け前を要求しませんでした。 

1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@1:37〜) 
謎の餌は何か小さくて丸い物体です。
歯応えのある固い物のようですが、凍っているのかもしれません。 
野ネズミなどの獲物を捕食したようには見えません。 
空腹のあまり、まさかタヌキが拾った松ぼっくりを噛んでいるのでしょうか? 
近くに自生するカラマツの球果が思い浮かびましたが、全く美味そうではありません。 
(現場付近にアカマツは生えていません。) 


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