2024/04/07

アナグマの旧営巣地を通りすがりに点検するホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

前回の記事:▶  


2023年7月中旬〜下旬 

ニホンアナグマ(Meles anakuma)家族が転出した後の旧営巣地に出没するようになったホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の記録です。 


シーン0:7/13・午後13:31・晴れ・気温37℃?(@0:00〜) 
シーン1:7/13・午後16:33・くもり・(@0:03〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 
酷暑とは言え、気温データはさすがに異常値かもしれません。 
新旧2台のトレイルカメラでアナグマの旧営巣地(セット)を見張っています。 


シーン2:7/14・午後13:45・気温22℃(@0:07〜) 
明るい日中なのに、新機種のトレイルカメラがなぜかモノクロで起動しました。 
小雨が降る中、単独で来たタヌキが左から右へ横切りました。 
巣口Lの横で立ち止まって左後脚を上げながら細いマルバゴマキ(別名マルバゴマギ、ヒロハゴマキ、オオバゴマキ)灌木の根本に排尿マーキングしたような気もしますが、アングルがいまいちで、はっきりしません。 
後ろ姿をしっかり見せてくれなかったので、尻尾の黒班による個体識別もできませんでした。 


シーン3:7/16・午後19:52(@0:23〜) 
2日後の晩に、奥の二次林からタヌキがやって来ました。 
巣口Rの匂いを嗅いでから右へ立ち去りました。 

約40秒後、野ネズミ(ノネズミ)が巣穴Rから現れました。(@0:42〜)
巣外に出てきかけたものの、警戒してすぐに引っ込みました。 
巣穴Rに出入りする野ネズミをしっかり撮れたのは、初めてかもしれません。 


シーン4:7/17・午前3:15(@0:49〜) 
日付が変わった深夜未明にセットから奥の灌木林へ立ち去る野生動物の後ろ姿が写っていました。 
おそらくアナグマではなくタヌキだと思うのですけど、出巣Rの瞬間を撮り損ねたのかな?


シーン5:7/19・午前1:29・気温23℃(@1:00〜) 
2日後の深夜にもタヌキが登場。 
左から来たタヌキが巣口Lを慎重に覗き込んで匂いを嗅いでから、左へ引き返しました。 

奥に見える常緑のヒメアオキ群落で白く光る目が動いています。 
タヌキのパートナーが茂みの陰の獣道で待っているのかと初めは思ったのですが、どうやら野ネズミのようです。 


シーン6:7/19・午前1:28(@1:24〜) 
別アングルに設置した新機種のトレイルカメラで続きのシーンが撮れていました。 
左下から登場したタヌキが巣口Rの横を通り過ぎ、右へ立ち去りました。 


シーン7:7/19・午後23:01(@1:40〜) 
小雨がぱらつく深夜にタヌキが巣口Rを点検しに来ていました。 
匂いを嗅いだだけで中には入らず、奥の二次林に立ち去りました。 


シーン8:7/22・午前2:11・気温19℃(@1:54〜) 
3日後の深夜未明にホンドタヌキが登場。 
巣口Lには立ち寄らず、左から右奥へ立ち去りました。 
尻尾の中央部に滴状の黒班▼がある個体のようです。 


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【考察】 
アナグマの掘った巣穴にタヌキが出入りするシーンをこの時期は撮れなくなりました。 
どうやらこの営巣地は、誰も住んでいない空き巣状態になったようです。 
(巣穴への出入りが早過ぎて、トレイルカメラが撮り損ねているだけかもしれません。)

空き巣のニッチを埋めるように野ネズミが大っぴらに巣口LRへ出入りするようになったかと言うと、意外にもそれほど登場頻度は上がっていません。 

右後脚を怪我して跛行するタヌキ個体はその後、監視カメラに写らなくなりました。
ここに来なくなったのか、それとも足裏の負傷(ノイバラの棘をうっかり踏んだ?)から回復して正常に歩けるようになったのか、私には区別できません。




矮小ヒマワリの花蜜を吸うベニシジミ夏型

 

2023年7月中旬・午前10:10頃・くもり 

民家の裏庭の花壇で矮性ヒマワリ(向日葵)がプランターの中に咲いていました。 
矮小化したヒマワリの品種を初めて見ましたが、草丈が目測で15〜20cmしかありません。 
矮性ヒマワリやミニヒマワリとして種子が園芸店やホームセンターで販売されているようです。 

そこにベニシジミ夏型のベニシジミ(Lycaena phlaeas daimio)が訪花していました。 
ヒマワリとベニシジミの組み合わせは初見です。 
まだ開花したばかりなのか、黄色い舌状花の花弁が開ききっていません。 
中央の茶色い筒状花に止まって翅を閉じたまま、口吻を伸ばして吸蜜しています。 
途中から翅を半開きにして歩き回り、向きを変えてくれたおかげで翅表が見え、夏型と確定しました。 
矮小向日葵の花から飛び立つ瞬間をハイスピード動画で撮ろうとカメラの設定を切り替えている間に、ベニシジミは飛んで逃げてしまいました。 


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2024/04/06

夜の旧営巣地で延々と取っ組み合いをして遊ぶニホンアナグマの幼獣【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年7月中旬 

アナグマの幼獣同士による夜の兄弟喧嘩シーンをまとめてみました。
本気の闘争ではなく、遊びの格闘ごっこでじゃれ合っているだけです。
疲れを知らない幼獣同士の格闘遊びは、見ていて微笑ましいです。 


シーン0:7/13・午後13:31・晴れ・気温37℃(@0:00〜) 
シーン1:7/13・午後16:33・くもり(@0:03〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 
猛暑とは言え、気温データはさすがに異常値かもしれません。 
新旧2台のトレイルカメラでニホンアナグマ(Meles anakuma)の旧営巣地を見張っています。 


シーン2:7/13・午後20:55・(@0:07〜) 
アナグマの母子(幼獣4頭と母親♀)が生まれ育った旧営巣地にある晩、一時帰還したときの様子です。 
ある幼獣が巣口Rを飛び越えると、近くの別個体幼獣に襲いかかり、一緒に穴へ転がり落ちました。(@0:51〜) 


シーン3:7/13・午後20:57・(@1:07〜) 
幼獣2頭が巣口Rで取っ組み合いを続けています。 
鳴き声はほとんど聞き取れませんが、互いに甘噛みしたり前脚で押さえつけたりしているようです。 


シーン4:7/13・午後20:59・(@2:07〜) 
つづき。
格闘中にワンッ♪と鳴く声(吠える? 唸る?)がかすかに聞こえました。 
巣口Rから離れようとする個体に後ろから追いすがって、しつこく取っ組み合いを続けます。 


シーン5:7/17・午前3:06・(@3:07〜) 
4日後の深夜未明にも暗闇で幼獣同士が兄弟喧嘩(姉妹喧嘩?)していました。 
広場の奥の林縁で幼獣2頭がもつれ合っています。 
1頭が左奥に一旦離れたのに、もう1頭が追いかけて再び取っ組み合いを仕掛けます。 
ようやく格闘遊びを止めて、巣口Lの方へ向かいました。 


シーン6:7/17・午前3:06・気温24℃?(@3:47〜) 
続きは別アングルの監視カメラで撮れていました。 
幼獣2頭が格闘しながら、巣口Lにもんどり打って転がり込みました。 
相手の首筋に噛み付いてぐいぐい引っ張っています。 
これは♂の幼獣が交尾の練習をしているのですかね? 
(私には幼獣の性別が外見で区別できません。) 
ピョンピョン跳ねるように相次いで左へ走り出し、巣口Rへ向かいました。 


シーン7:7/17・午前3:07(@4:25〜) 
一旦離れてクールダウンしたのに、巣口Rでまた格闘遊びが再開しました。 


シーン8:7/17・午前4:00・気温23℃(@5:25〜) 
約50分後に巣口L付近で幼獣の取っ組み合いが再び勃発しました。 
1頭が巣口Lに転がり落ち、なかなか外に出てこなくなりました。 
さすがに疲れてきたようです。 
1頭の幼獣がアクセストレンチLに座って毛繕いをしていると、もう1頭が巣穴Lから外に出てきて、格闘遊びが再開しました。 

後半はニホンアナグマの母親♀の姿が写っていませんが、旧営巣地で遊んでいる幼獣の近くで採食していると思われます。 
母親は幼獣同士の格闘遊びに全く干渉しませんし、仲裁に入ることもありません。
格闘遊びがエスカレートして本気で相手に噛みついたり怪我したり泣き出したりすることがないのが、ヒト幼児のプロレスごっことは違って興味深く思いました。

夜の暗闇でもアナグマ幼獣は格闘の相手がしっかり見えているようです。
それとも聴覚や嗅覚だけで格闘遊びが可能なのでしょうか?


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 




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