2023/11/09

スギ防風林の溜め糞場で仲良く同時に排便するホンドタヌキ♀♂【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年4月中旬

平地のスギ防風林でホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が残したと思われる巨大な溜め糞場wbcを見つけました。
早速、トレイルカメラを設置して監視してみましょう。
タヌキが南北方向を向いて排便すると予想し、横からローアングルで(地上からの高さ〜70cm)狙うことにしました。
カメラの電池を節約するため、夜間のみ(午後17:30〜午前6:00)撮影するようにタイマー設定しました。





採寸代わりに並べて置いた熊よけスプレーの長さは20cm


方位磁針を並べて置く




シーン0:4/14・午後16:23・(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
溜め糞は画面の中央に黒々と写っています。 
スギの大木が画面右端に立っています。 
現場はスギ植林地の端で、画面の奥には雑木林が広がって見えます。

周囲の林床に多数の不燃ごみ(発泡スチロール、プラスチックなど)が散乱していて目障りです。
誰かが不法投棄しているのか、あるいはタヌキが周囲の農地や人家から持ち帰るのかもしれません。
タヌキが誤飲すると有害なので、少しずつゴミ拾いして持ち帰ることにします。


シーン1:4/14・午後18:37・気温14℃(@0:05〜)日の入り時刻は午後18:16。 
カメラを設置した当日の晩に早速タヌキaが登場。 
左から登場したタヌキが溜め糞wbcの匂いを嗅いでいました。 
溜め糞にまたがると、ほぼカメラ目線で排便。 
用を足すと、獣道に沿って左下隅へ立ち去りました。 
入れ替わるように、番(つがい)のパートナーbが背後の雑木林からやって来ました。 
先行する個体aが振り返ってパートナーを見守っています。 
bが左から回り込んで溜め糞wbcに来ると匂いを嗅ぎ、跨ったところで1分間の録画が終わってしまいました。 

続けてカメラが起動したときには、溜め糞wbcの右奥で立ち止まって落葉の匂いを嗅いでいました。 
そのまま獣道を通って右に立ち去りました。 


シーン2:4/15・午前4:59・気温7℃・(@1:22〜)日の出時刻は午前5:02。 
翌日の日の出直前にタヌキが現れました。 
溜め糞場の匂いを嗅いだものの、5時間前にアナグマがスクワットマーキングした匂い付けには無反応でした。 



そのまま溜め糞wbcに跨ると軟便をダラダラと排泄し、左に立ち去りました。 


シーン3:4/16・午前4:36・気温10℃・(@2:00〜) 
翌日は小雨が降る未明に♀♂ペアでやって来ました。 
まずは先行個体aが右から登場。 
aが溜め糞wbcに後ろ向きに跨って排便している間、右奥に後続個体bの目が白く光って見えます。 
aが身震いしてから左に立ち去ると、入れ違いにbが溜め糞場に来ました。
bがカメラを向いて脱糞している間に尻切れトンボで録画が打ち切られました。 

続けてカメラが起動すると、bは溜め糞wbcから左に少し離れた地点で身震いしてから、左下に立ち去りました。 

小声でキュキュキュ♪と頻りに鳴いているように聞こえますがタヌキとは無関係で、カメラが発する電子ノイズでした。 
タヌキが居なくなってしばらくしてからも、キュキュキュ♪と聞こえるからです。 


シーン4:4/16・午後18:34・気温11℃・(@3:18〜)日の入り時刻は午後18:18。 
同じ日の日没後に再び2頭のペアが連れ立って左から(縦列で)登場。 

♀♂ペアが珍しく同時に排便しました。 
便意が我慢できず、順番待ちをする余裕がなかったようです。 
 2頭は尻を突き合わせ、90°違う方向を向いて脱糞。 
互いの大便が体に付着しないのか、余計なお節介ながら心配になります。 

先に用を足した個体は身震いしてから右に立ち去りました。 
遅れた個体も慌てて右に駆け去りました。 
カメラの存在に気づいて警戒したのかな? 

タヌキの♀♂ペアが溜め糞場で同時に排便するのは珍しいです。 
一緒に来ても順番を待って代わる代わる排便するのが普通です。 



シーン5:4/17・午前4:41・気温5℃・(@4:18〜)日の出時刻は午前4:59。 
翌日は小雨が降る夜明け前に先行個体aが手前(カメラの真下)から登場。 
溜め糞wbcに跨ると、斜め右を向いて排便し、左に立ち去りました。 
その間、左下隅のスギ幼木の枝葉の陰に後続個体bが待機していました。(順番待ち) 
入れ替わりでbが軟便をニュルニュルと排泄したところで、録画が打ち切られました。 

続けてトレイルカメラが起動すると、bは左に立ち去るところでした。 
この地点はタヌキのペアが続けて登場することが多く、録画時間が1分間では短いので2分間に延長すべきかもしれません。 



シーン6:4/17・午後18:58・気温4℃・(@5:27〜) 
同じ日の晩に奥から先行個体aが登場。 
溜め糞wbcに跨ってカメラ目線になりました。 

このとき選挙カーが近くの道を通り過ぎ、候補者名をやかましく連呼していました。 
「気味の悪い変な鳴き声だな〜」と嫌がっているかと思いきや、里で暮らすタヌキは慣れているのか、けたたましい人工の騒音を気にしていません。 

左下隅のスギ枝葉の陰から後続個体bが颯爽と登場して、パートナーaと溜め糞場wbcで合流しました。 
2頭abが溜め糞wbに仲良く並んで(同じ向きで)排便を始めました。 

先行個体aが先に用を済ませると、右に駆けて行きました。 
bも同じく右に走り、後を追いかけます。 


シーン7:4/18・午前3:56・気温3℃・(@6:23〜) 
翌日も未明に2頭のタヌキが左から続けざまに登場。 
溜め糞場wbcで♀♂ペアが尻を突き合わせて同時に排便しました。 
互いに100°ぐらい開いた角度で別々の方向を向いて脱糞。 

横並びで2頭が一緒に左下へ立ち去りました。 
監視カメラの存在を気にしているのか、風の匂いを嗅ぐような仕草を通りすがりにしました。 

連れションならぬ、連れ糞することが多い仲良しのペアですね。 
実はタヌキの営巣地(巣穴)がすぐ近くにあることが後に判明します。(映像公開予定)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



オオイヌノフグリの花蜜を吸うルリシジミ♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年4月中旬・午前11:45頃・晴れ 

川沿いの土手に咲いたオオイヌノフグリの群落でルリシジミ♂(Celastrina argiolus)が訪花していました。 
翅をしっかり閉じたまま口吻を伸ばして吸蜜しています。 
春風に煽られても、花にしっかりしがみついて吸蜜を続けます。 
とにかく風が強くて、通常の虫撮りには不向きな条件でした。 

花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:44〜) 
羽ばたく際に翅表がようやく見えて、♂と判明しました。 
スーパースローにすれば、風揺れも気にならなくなります。 
日差しが強く、ハイスピード動画に適した撮影日和でした。 

※ 前半に流れていた選挙カーの騒音を無音にするのも不自然なので、後半の音声(自然音)と入れ替えました。


田中肇『昆虫の集まる花ハンドブック』でオオイヌノフグリについて調べると、メインの送粉者はハナアブ類なのだそうです。
花はアブが活動できる15℃になると、満開になる。(p74より引用)
ハナアブ類の名前を調べるのが億劫で、どうしても撮影を後回しにしてしまいます。

 

2023/11/08

夜の笹藪を歩き回るハクビシン【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年4月中旬

笹薮の生い茂る河畔林でオニグルミ大木の真下にあるタヌキの溜め糞場rpをトレイルカメラで監視していると、晩にハクビシン(白鼻芯、白鼻心;Paguma larvata)が写りました。 

シーン0:4/16・午後15:30・(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 


シーン1:4/15・午後19:24・(@0:05〜) 
オニグルミ大木の左にある笹藪の奥から、2つの目が白く光りました。 
老木の背後を通って右から来たようです。 
残念ながらカメラの電池が消耗していて、姿をしっかり現す前に撮影が打ち切られてしまいました。 

常連のタヌキよりも両目の間隔が狭く、暗視カメラの赤外線を強く反射することから、タペータムの発達した夜行性ハクビシンではないかと思います。 

同じ日に近くを流れる小川で丸木橋を渡った個体は右目が失明した隻眼の個体でした。 
今回、笹薮に来たハクビシンは両目が健常な個体です。 



シーン2:4/16・午後21:43・(@0:34〜) 
右から登場したハクビシンが、オニグルミ大木の下を左に歩いて通り過ぎました。 
タヌキの溜め糞rpには全く興味を示さず、匂いを嗅いだりしませんでした。 
この地点でハクビシンは初見です。 
左半身しか写らなかったので、右目が失明した個体かどうか不明です。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 

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