2022/05/16

ニホンカモシカが雪山の杉に眼下腺マーキング【暗視映像:トレイルカメラ】

 

2022年3月上旬 

まだ雪深い低山の杉林をトレイルカメラで監視していると、夜に通りかかったニホンカモシカ(Capricornis crispus)が眼下腺マーキングしました。 
豪雪地帯のため、カモシカが往来する林道の雪面がカメラの設置位置よりもだいぶ高くなっています。 
この時期(3月上旬)には新たな積雪はほとんどなくなり、林道の雪面はガリガリに凍っています。 


シーン1:3/1・午後18:40・晴れ 
同じ日の早朝に登場したカモシカと同一個体なのかどうか、定かではありません。
前回の記事:▶ 夜明け前の雪山で杉の木の下に佇むニホンカモシカ【トレイルカメラ:暗視映像】
カモシカが林道脇のスギの幹に顔を擦り付けていました。 
後ろ姿でいまいち分かりにくいのですが、おそらく顔の眼下腺で匂い付け(マーキング)しているのでしょう。 
続けて横枝の匂いも嗅ぎました。 


シーン2:3/9・午前3:11・晴れ 
8日ぶりにカモシカがやって来ました。 
全く同じスギの幹の同じ場所で眼下腺マーキングしています。 
今回はカモシカの立つ角度がバッチリで、顔を幹に擦り付ける行動をしっかり見せてくれました。 
単独で生活するカモシカはこうして縄張り内のあちこちで眼下腺マーキングして縄張りを宣言しているのです。

横枝の匂いも念入りに嗅いでいます。 
右に立ち去る際にペロペロと舌を出し入れする謎の行動が気になりました。(@1:22) 
フェロモンに対するフレーメン反応に付随する行動なのかな? (当てずっぽう)
あるいは、ただ幹に付着した水滴や雪を舐めた後なのかもしれません。


2022/05/15

珍しく日中に雪山の獣道を歩くホンドタヌキ【トレイルカメラ】

 

2022年3月上旬・午後13:30・晴れ
前回の記事:▶ 根雪が積もる前後に杉林の溜め糞場をチェックするホンドタヌキ【暗視映像:トレイルカメラ】

里山の杉林の林道を通る野生動物をトレイルカメラで監視しています。 
珍しく明るい時間帯にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が現れました。 
雪道に立ち止まってトレイルカメラを見つめています。 
ただしカメラに鼻を近づけて匂いを嗅ぐことはありませんでした。 
最後は右から左へと歩き去りました。 

タヌキはほぼ夜行性と考えられていて、昼間にトレイルカメラの前に現れるのは珍しいです。
ただし、カメラのバッテリーを節約するために夜間しか監視しないようにタイマー設定にすることが多く、終日監視すれば意外に日中も活動しているのかもしれません。

林道のこの区画は晩秋までタヌキの溜め糞場sだったのですが、冬になって根雪が積もるとタヌキはたまに通りかかるだけで、なぜか排便しなくなりました。 
積雪期でも使い続ける溜め糞場との違いは何なのか、不思議です。 
ここではタヌキの通行頻度が低いことは確かです。
例えば同時期に並行して調べている平地の河畔林では複数のタヌキが溜め糞場rvに通い続け、ときどき排便していました。 
もし調査地を1ヶ所だけに絞って調べていたら、雪国のタヌキの生態について私は偏った印象を抱いていたはずです。 
したがって、今後もトレイルカメラによる観察例数を地道に増やしていくことが大切だと痛感しました。 



2022/05/14

雪の減った晩冬の河畔林で夜跳ね回るニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年3月上旬・午前2:48・晴れ(少し風が吹き、わずかにみぞれ?) 

晩冬の河畔林に出没する野生動物をトレイルカメラで記録しています。 
晴れた深夜に冬毛のニホンノウサギ(Lepus brachyurus angustidens)がまた現れました。
前回の記事:▶ 雪深い夜の河畔林で跳ねるニホンノウサギ【暗視映像:トレイルカメラ】

初めは画面の右端に白いお尻が(赤い矢印→)見えただけで、右に立ち去りました。 
すぐにまた戻って来てくれて、ノウサギと判明。 
立ち止まって雪面の匂いを嗅いでいます。 
ニセアカシア立木の奥の雪原をピョンピョン跳ねながら右から左へ(川沿いを下流へ)横切りました。 
この時期の雪面の雪質は固くクラストしており、足跡は残りません。 

後半の跳躍シーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 
(ここだけ動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。)



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