2022年3月上旬
まだ雪深い低山の杉林をトレイルカメラで監視していると、夜に通りかかったニホンカモシカ(Capricornis crispus)が眼下腺マーキングしました。
関連記事(1月の記録)▶ 眼下腺マーキングのため雪山の杉林に通うニホンカモシカ【トレイルカメラ】
豪雪地帯のため、カモシカが往来する林道の雪面がカメラの設置位置よりもだいぶ高くなっています。
この時期(3月上旬)には新たな積雪はほとんどなくなり、林道の雪面はガリガリに凍っています。
シーン1:3/1・午後18:40・晴れ
同じ日の早朝に登場したカモシカと同一個体なのかどうか、定かではありません。
前回の記事:▶ 夜明け前の雪山で杉の木の下に佇むニホンカモシカ【トレイルカメラ:暗視映像】カモシカが林道脇のスギの幹に顔を擦り付けていました。
後ろ姿でいまいち分かりにくいのですが、おそらく顔の眼下腺で匂い付け(マーキング)しているのでしょう。
続けて横枝の匂いも嗅ぎました。
シーン2:3/9・午前3:11・晴れ
8日ぶりにカモシカがやって来ました。
全く同じスギの幹の同じ場所で眼下腺マーキングしています。
今回はカモシカの立つ角度がバッチリで、顔を幹に擦り付ける行動をしっかり見せてくれました。
単独で生活するカモシカはこうして縄張り内のあちこちで眼下腺マーキングして縄張りを宣言しているのです。
横枝の匂いも念入りに嗅いでいます。
右に立ち去る際にペロペロと舌を出し入れする謎の行動が気になりました。(@1:22)
フェロモンに対するフレーメン反応に付随する行動なのかな? (当てずっぽう)
あるいは、ただ幹に付着した水滴や雪を舐めた後なのかもしれません。
つづく(7月下旬)→山のスギ林道を昼も夜も往来するニホンカモシカ【トレイルカメラ:暗視映像】
0 件のコメント:
コメントを投稿