2022年7月下旬
里山のスギ植林地を通る林道にタヌキの溜め糞場sが復活していたので、トレイルカメラ(自動撮影カメラ)を再び設置してみました。
すると相変わらずニホンカモシカ(Capricornis crispus)が頻繁に獣道を往来していました。
前回の記事(撮影:3月上旬) ▶ ニホンカモシカが雪山の杉に眼下腺マーキング【暗視映像:トレイルカメラ】私はカモシカの個体識別が未だできていないので、何頭が登場したのか不明です。
シーン1:7/22・午後16:18
ヒグラシ♂(Tanna japonensis)が物悲しくカナカナカナ…♪と鳴く午後、林道奥の斜面を右にトラバースするカモシカがチラッと写りました。
一瞬の登場なので、まずは1/3倍速のスローモーションでご覧ください。
続けて等倍速でリプレイ。
このカメラは古い機種で変な癖があり、明るい昼間に撮った動画の画面全体が不自然なピンク色で点滅してしまうことがあります。
あまりにも不自然で見苦しいので、動画編集時にモノクロに加工しました。
シーン2:7/22・午後19:41 (@0:22〜)
同じ日の3時間20分後。
夜に登場したカモシカは、同一個体なのかな?
首を伸ばしてスギ大木の陰にあるコシアブラ幼木の横枝に眼下腺マーキングしているようですが、よく見えません。
林道を左へ立ち去りました。(緩やかな上り坂)
シーン3:7/25・午前6:32 (@0:38〜)
朝に登場したニホンカモシカの行動が珍しく総天然色で記録されていました。
(トレイルカメラを私が日中に試し撮りしてから監視モードに設定すると、夜間に動物が何も通りかからず暗視モードにならないまま昼間を迎えた場合、日中でもフルカラーで正常に録画されます。一度でも夜に起動して暗視モードの撮影が成功すると、それ以降は昼間の動画がピンク色になります。この癖を突き止めるのに苦労しました。)
カモシカが林道の真ん中に立ち止まって地面(溜め糞場s)の匂いを嗅いでいます。
すぐに左へ立ち去りました。
シーン4:7/26・午前1:14 (@0:48〜)
後ろ姿の股間を凝視しても、外性器が毛で覆われて見えないので、性別は不明です。
スギ木立の間に自生する灌木の枝葉に顔を擦りつけて眼下腺マーキングしています。
ニホンカモシカはこうやって自分の縄張りに匂い付けして回るのです。
直後に舌をペロペロと出し入れしました。
林道を外れ、画面奥の下り斜面を右にトラバースして行きました。
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