2021/04/03

体内寄生されたナシケンモン(蛾)終齢幼虫が繭を作る場所を探索【10倍速映像】

 

 ナシケンモン(蛾)の飼育#6

前回の記事:▶ ニセアカシアの葉を食べる体内寄生されたナシケンモン(蛾)終齢幼虫【10倍速映像】
2020年11月上旬・午後16:40頃 

前日から食欲が無かったナシケンモンViminia rumicis)の被寄生終齢幼虫bは、落ち着き無く徘徊するようになりました。 
図鑑に書いてある終齢幼虫の体長より小さいのですが、繭を作れる安全な場所を探索しているのでしょう。 
 一緒に飼っているフクラスズメ幼虫による食害で丸坊主にされたカラムシにも登ったものの、気に入らなかったナシケンモン幼虫は引き返して降りてきます。 
カラムシの葉や実には全く口を付けませんでした。 


2021/04/02

落葉したオニグルミ樹上で羽繕い後に飛び立つノスリ(冬の野鳥)

 

2020年12月上旬・午後15:50頃・くもり 

郊外の庭木(落葉樹の大木)の梢にノスリButeo japonicus)が止まっていました。 
隣接する広い刈田を鋭い眼光で見渡しています。 
しばらくすると羽繕いを始めたものの、すぐに止めました。 
止まり木の奥には熟柿がたわわに実ったカキノキの低木が見えます。 
私が横に少しずれてしつこく動画を撮り続けると、私の存在に気づいたノスリは落ち着きを無くして辺りをキョロキョロ見回すようになりました。 
最後は止まり木の枝を力強く蹴ると、西へ飛び去りました。 

ノスリの飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@2:56〜) 
飛び出す際に止まり木の枝に羽根を少し引っ掛けていて、ひやっとしました。 
勇ましい羽ばたきと滑翔を繰り返して飛び去ります。 

止まり木は完全に落葉していて樹種が不明でした。 
春になったら突き止めに行くつもりです。 
カキノキかクリ、オニグルミではないかと予想しているのですが、どうでしょう?


【追記】
5ヶ月後の2021年5月下旬、現場を再訪すると、問題の止まり木に葉が生い茂っていて、樹種がオニグルミと判明しました。

イソギクの花を舐め身繕いするシマハナアブ♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2020年12月上旬・午後13:30頃・晴れ 

道端の花壇に咲いた見慣れない園芸植物の群落でシマハナアブ♂(Eristalis cerealis)が訪花していました。 
シマハナアブ♂は口吻を伸縮させて花粉や花蜜を食べています。 
左右の複眼が接していたので♂と分かります。 
側面から見ると腹部はほぼぺったんこで、かなり空腹状態のようです。 
食事の合間に前脚を擦り合わせ、顔を拭いました。 
化粧が済むと、花から花へ飛び回ります。 
花から自発的に飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@3:35〜) 

参考サイト(byフッカーSさん):シマハナアブ亜属とナミハナアブ亜属の比較
後脚脛節の黄紋の有無で判別するのだそうです。
普通種でもハナアブの仲間を少しずつ見分けられるようになると嬉しいものです。



背丈が低くフキノトウの花の黄色を濃くしたようなこの植物は、調べてみるとイソギクと分かりました。 
本来は暖かい太平洋岸(千葉県〜静岡県)に分布するらしいのですが、ここ東北地方(山形県)の内陸部(雪国)でも栽培可能なようです。 
晩秋に咲く花は虫たちにとって貴重な蜜源です。 

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