2020年12月上旬・午後13:30頃・晴れ
道端の花壇に咲いた見慣れない園芸植物の群落でシマハナアブ♂(Eristalis cerealis)が訪花していました。
シマハナアブ♂は口吻を伸縮させて花粉や花蜜を食べています。
左右の複眼が接していたので♂と分かります。
側面から見ると腹部はほぼぺったんこで、かなり空腹状態のようです。
食事の合間に前脚を擦り合わせ、顔を拭いました。
化粧が済むと、花から花へ飛び回ります。
花から自発的に飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@3:35〜)
参考サイト(byフッカーSさん):シマハナアブ亜属とナミハナアブ亜属の比較
後脚脛節の黄紋の有無で判別するのだそうです。
普通種でもハナアブの仲間を少しずつ見分けられるようになると嬉しいものです。
背丈が低くフキノトウの花の黄色を濃くしたようなこの植物は、調べてみるとイソギクと分かりました。
本来は暖かい太平洋岸(千葉県〜静岡県)に分布するらしいのですが、ここ東北地方(山形県)の内陸部(雪国)でも栽培可能なようです。
晩秋に咲く花は虫たちにとって貴重な蜜源です。
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