2020/01/27

ナナホシテントウの脱糞?



2019年9月上旬

線路沿いに生えたアキノノゲシの先端に並んだ蕾でナナホシテントウCoccinella septempunctata)が徘徊していました。

同じ茎の下部にはタイワンヒゲナガアブラムシUroleucon formosanum)と思われる赤いアブラムシのコロニーが群がっていました。
有翅の個体も混じっています。

アブラムシを捕食するシーンが見れるかと期待して動画を撮ると、ナナホシテントウが腹端から透明な液体を排泄しました。
液状便なのに糞切りが悪く、腹端にしばらく付着していました。
テントウムシ成虫の脱糞を見たのは初めてです。
もしかすると排便ではなくて、異性を誘引するための性フェロモンを分泌した可能性もありますかね?

アブラムシをマクロレンズで接写するべきでしたが、先を急ぐ用事があったので来季の宿題に回します。





ナナホシテントウ@アキノノゲシ蕾
ナナホシテントウ@アキノノゲシ蕾+タイワンヒゲナガアブラムシ群れ@茎・全景
タイワンヒゲナガアブラムシ:コロニー@アキノノゲシ茎

2020/01/25

エンジュに訪花中のクマバチ♀に誤認求愛するオオハキリバチ♂



2019年8月中旬・午後13:05

公園にそびえ立つエンジュ大木の梢でキムネクマバチXylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。(性別不明)

その横をオオハキリバチ♂(Megachile sculpturalis)が高速で通り過ぎました。
交尾相手を探しているようです(探雌飛翔)。
吸蜜中のクマバチの背後から再びオオハキリバチ♂が飛来しました。
オオハキリバチ♂はホバリング(停空飛翔)で狙いを定めると、クマバチの背後から勢い良く飛びつきました。
そのまま2匹ともエンジュの花から転がり落ちました。
オオハキリバチ♂は空中でクマバチをすぐ離したので、解放されたクマバチはすぐに花へ戻って来ました。

探餌飛翔中のオオハキリバチ♂が焦ってクマバチを同種の♀と誤認して求愛したのでしょう。
反射的にしがみついたものの、すぐに誤りに気づいて離したようです。
それとも、蜜源の縄張りから他種のハナバチ類を追い払う占有行動という可能性はどうでしょうか?
それならエンジュの花に戻って来たクマバチにオオハキリバチ♂が執拗に攻撃を繰り返すはずです。

1/5倍速のスローモーションでリプレイ。


クマバチ@エンジュ訪花vsオオハキリバチ♂@誤認求愛

ジャノメチョウ♀:日光浴からの飛び立ち【HD動画&ハイスピード動画】



2019年8月下旬・午後12:15頃・晴れ

堤防沿いの草地でジャノメチョウ♀(Minois dryas bipunctata)が翅を半開きにして日光浴していました。

少し飛んでムラサキツメクサ(=アカツメクサ)の花に着陸したので、ちょっと驚きました。
ジャノメチョウの仲間はほとんど訪花しないからです。
しかし本当に口吻を伸ばして吸蜜しているかどうか確認することはできませんでした。
やはり、ただの日光浴だったのかな?
連日の酷暑(雨不足)でムラサキツメクサの花も葉も萎れかけているように見えます。


※ 後日、別の植物でジャノメチョウの吸蜜シーンをしっかり観察できました。

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ニラの花蜜を吸うジャノメチョウ♀



同一個体を追いかけて、飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:26〜)


ジャノメチョウ♀@ムラサキツメクサ訪花+日光浴

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