2024年10月上旬・午後15:45頃・晴れ
郊外に広がる田んぼ(刈田)の真ん中に、木が生えた小山がなぜか残っています。
ツルウメモドキの果実は熟すと赤くなるのですが、この時期の果実はほとんどがまだ緑色で、一部が少し熟して黄色くなっているだけです。
ツルウメモドキの葉のあちこちに初見のカメムシが群がっていました。
「ツルウメモドキに集まるカメムシ」でネット検索すると、すぐにキバラヘリカメムシ(Plinachtus bicoloripes)と判明。
ツルウメモドキの葉表で成虫と幼虫が一緒に集まっていますが、葉で吸汁している訳ではありません。
緑の葉だけでなく、茶色に枯れて丸まった葉にも群がっていました。
幼虫の成長具合はまちまち(不揃い)で、おそらく4〜5齢と思われます。
集合したキバラヘリカメムシの幼虫は緩慢に動き回り、互いに近づき過ぎると脚を伸ばして牽制し合っています。
一部の個体は群れから離れ、ツルウメモドキの未熟果から吸汁しているようですが、背側から撮っても口吻を突き刺しているかどうかはっきり見えません。
なんとか横から吸汁シーンを接写したかったのですが、秋風でツルウメモドキが絶えず揺れるので困難でした。
ツルウメモドキの未熟果に来たキバラヘリカメムシ幼虫は共に黄緑色なので、保護色:隠蔽擬態になっています。
大きさを比べると、キバラヘリカメムシ幼虫の方がツルウメモドキ果実よりもやや小さかったです。
群れを形成している成虫と幼虫は親子なのでしょうか?
しかし辺りを探すと、幼虫だけの群れや成虫の単独個体も見つかりました。
カメムシの中には母親♀が我が子をガード(子守)する種がいることを思い出しました。
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カメムシはなぜ群れる?: 離合集散の生態学 (学術選書 45)
てっきりキバラヘリカメムシも子守をしているのかと思い葉に触れてみたら、一目散に我先に逃げ出すだけでした。
カメムシを接写しながら、ツルウメモドキの枝葉が風に揺れないように左手で持って押さえると、異状を感じたキバラヘリカメムシたちは葉裏に歩いて移動し、どんどん隠れてしまいます。
葉をめくってしつこく接写すると、葉表に戻って隠れようとします。
ポトリと擬死・落下する個体もいました。(@x:xx〜)
撮影中は気づかなかったのですが、キバラヘリカメムシ幼虫の抜け殻(脱皮殻)が写っていました。(@x:xx〜)
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【考察】
キバラヘリカメムシの産卵様式は詳細に記載されておらず、
卵塊を形成するか、少数卵または単卵で分散産卵するかは不明である。
卵塊探索が困難であることは、分散産卵の可能性とも整合的である。
「キバラヘリカメムシは、青リンゴのような匂いを放つ」らしいのですが、撮影時には何も匂いを嗅ぎ取れませんでした。
日光浴仮説
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