ノシメマダラメイガの飼育記録#17
▼前回の記事
自ら排泄した糞も繭に織り込むノシメマダラメイガ(蛾)幼虫
2015年6月下旬〜7月上旬
ゴミ集めを止めたノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)終齢幼虫は営繭に専念するようになりました。
私がこれまで飼育観察してきた繭を紡ぐ他種の幼虫は頭部を8の字に動かしていました。
それに対してノシメマダラメイガ幼虫は絹糸腺があまり発達していないのか、分かりやすい吐糸行動ではありません。(動きが小さい)
4日間に渡り主に微速度撮影で記録したのですけど(次回に公開)、ときどき通常のリアルタイム動画でも撮影しました。
いかにのんびりした繭作りか、この映像で分かると思います。
たまに繭の中で方向転換して、糸を紡ぐ場所を変えます。
※ 透明プラスチックの容器越しに撮ったやや不鮮明な映像に自動色調補正を施してあります。
つづく→#18:営繭インターバル撮影
2015年7月下旬
田園地帯の電柱にノスリ(Buteo japonicus)が止まっていました。
私が近づいたりカメラを向けると嫌がって飛び立ち、少し離れた電柱に止まり直します。
ワシ・タカ類を同定するには広げた翼の下面を撮らないといけないので、飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に撮ります。
離着陸と飛翔の一連のシーンをスローモーションで記録することができました。
流し撮りが上手く行くと気分が良いですね。
夏の積乱雲を背景に羽ばたいて飛ぶ勇姿が美しい。
目的地の電柱の手前で減速のため急上昇してから滑らかな動きで着陸。
新しい止まり木で辺りの水田をキョロキョロ見下ろしています。
嘴を開けたままなのは暑さに喘いでいるのでしょうか?
ノシメマダラメイガの飼育記録#16
2015年6月下旬
▼前回の記事
ゴミを綴って繭を紡ぐノシメマダラメイガ(蛾)終齢幼虫【微速度撮影】
営繭を始めたノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)終齢幼虫の映像を見直すと、周囲からゴミを集めたり繭を紡いだりしながら糞を排泄していました。
私の記憶では、一般に鱗翅目の幼虫は繭を紡ぎ始める前や前蛹が脱皮(蛹化)する前に(繭の完成後に)脱糞するはずで、不用意に繭内を糞で汚さないようにしています。
この点でノシメマダラメイガ幼虫は例外(珍しい部類?)に属するようです。
シーン1(微速度撮影の10倍速映像):
幼虫は繭の外(右側)に身を乗り出してゴミを集めています。
腹端を左右に振りながら繭の中で脱糞しました。
糞の粒はそのまま絹糸に絡み取られ、他のゴミと一緒に繭を強化する材料に使われました。
シーン2(通常のリアルタイム映像):
だいぶ完成した繭の中で休息している幼虫が腹端だけ動かしています。
排便して繭内になすり付けているようです。
※ 透明プラスチック容器越しに撮ったやや不鮮明な映像に自動色調補正を施してあります。
つづく→#17:ゆっくり糸を紡いで繭を作るノシメマダラメイガ(蛾)終齢幼虫