2014/09/15

営巣地を探索するカタグロチビドロバチ♀の飛翔【HD動画&ハイスピード動画】




2014年6月下旬

雑木林の細い山道に倒木が転がっていました。
小さな虫喰い穴にカタグロチビドロバチ♀(Stenodynerus chinensis)が繰り返し潜り込んで調べていました。
この蜂の営巣習性は借坑性なので、巣作りに適しているかどうか物色しているようです。
虫喰い穴の入り口を採寸すると、直径4mm。
倒木の穴に頭から潜り込んだ蜂は後ろ向きに出てきます。
飛び立っても倒木スレスレの低空飛行で、すぐに戻って来て同じ穴に入り直します。
たまに同じ倒木の別な割れ目なども調べています。

後半(@3:49〜)は240-fpsのハイスピード動画に切り替えて、離着陸する蜂の羽ばたきを撮影してみました。
飛び去る時に穴を見ながら扇状に飛ぶのは、穴の位置を記憶するための定位飛行と思われます。
穴から蜂が出てくるまで待っている間に木漏れ日が曇ると画面が急激に暗くなってしまうのは、ハイスピード動画モードでの
カメラの仕様です。

▼つづく

カタグロチビドロバチ♀とアリの攻防【ハイスピード動画】


体内寄生されたマイマイガ前蛹c(蛾)の生命力



2014年7月上旬


▼前回の記事
マイマイガ(蛾)を寄主とするヤドリバエ終齢幼虫が囲蛹になるまで【50倍速映像】

ヤドリバエ(種名不詳)幼虫が脱出してから5日後、体内寄生されていたマイマイガ(Lymantria dispar japonica)前蛹cが仰向けに静止したので斃死したかと思いきや、飲まず食わずで生きていました。(生ける屍)
ピンセットで刺激すると、蠕動というよりも身を攀じって(回して)暴れます。
脱出したヤドリバエの幼虫は結局1匹だけでした。(単寄生)
その後は私が興味を失ってしまい、いつ死んだのかは確認していません。
脱皮・蛹化しないまま、夏に死んでいました。



2014/09/14

トウモロコシ畑の害虫アブラムシを捕食するスズメ(野鳥)



2014年7月中旬

住宅地のトウモロコシ畑でスズメ(Passer montanus)が採食していました。
よく見ると、どうやら花や茎にびっしり群がる黒いアブラムシ(種名不詳※)を啄んでいるようです。
スズメは数羽の群れで居たのですが、撮れたのは一羽のみ。

※ 
映像に登場するアブラムシを真面目に同定した訳ではありませんが、その名もずばりトウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)という種類がいるようです。

スズメは秋に稲穂を食い荒らす害鳥として稲作農家に嫌われますが、雛に給餌する繁殖期には虫も大量に捕食するので害鳥/益鳥のレッテルを単純に貼れません。

『スズメ百態面白帳』p17によると、
食物の年間の全体総量では植物質が88%を占めているが、動物質も12%含まれている。(中略)動物質の主のものは昆虫で、5、6月には食物量の40%前後を占めている。

毛沢東は大躍進政策の一環としてスズメの徹底駆除を命じました。

生態系から捕食者を除去するとどうなるか、という壮大な生態学の実験をしてくれたことになります。
人海戦術による消滅麻雀運動の結果、害虫の大量発生を招き人民は凶作と飢饉に苦しみました。
(参考:四害駆除運動@wikipedia)


『スズメ百態面白帳』p26-27によると、同様の逸話は欧州にもあるようです。
プロシアのフレデリック大王はサクランボが好きで、庭園に植えられた桜の果実をスズメが啄むので、大規模な駆除を命じたそうです。(2年間で計76万5千羽!)
ところがサクランボが豊作になるどころか毛虫が大発生して桜の木は丸裸になり無残な結果になったとのこと。


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トウモロコシ畑で実を採食するスズメ(野鳥)


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