スズバチ泥巣の飼育記録
2012年6月上旬・室温21℃
スズバチ♀成虫が泥巣から無事に羽化してからも、寄生された隣の独房からはドロバチヤドリニクバエ(Amobia distorta)の羽化が五月雨式に続きます。
4匹目の羽化も朝でした。
容器の壁に登ろう登ろうとするハエの新成虫を根気よく外から指で弾いて落としてやると、諦めて泥巣の上に静止しました。
落ち着いたところで容器の蓋をそっと外します。
翅芽が伸びる様子を接写します。
4回目ともなると撮影のセッティングもすっかり慣れ、ようやく納得のいく映像が撮れました♪
20分間強の長撮り映像を早回しにしてお届けします。
↑5倍速映像
↑同じ素材で10倍速映像も作ってみました。お急ぎの方はこちらをどうぞ。
ほぼ翅が伸びかけると必ず後脚で翅を弾く行動をするのは、観察したどの個体も共通でした。
翅伸展の間は無防備なためか、何かあればすぐ物陰に隠れたがる傾向があるようです。
機会があれば次はドロバチヤドリニクバエが前頭嚢を使って寄主の泥巣を中から破り脱出する様子を飼育下で観察してみたいものです。
今回の飼育では泥巣を採集する際に独房が剥き出しになったため、囲蛹から羽化した成虫は苦労せず直ちに外へ出られたのです。
シリーズ完。
2012/07/20
2012/07/19
藤の花を採食する野生ニホンザル
2012/07/18
蜂蜜を舐めるキアシオナガトガリヒメバチ♀
2012年6月上旬
前日に寄主エントツドロバチの泥巣から飼育下で羽化したキアシオナガトガリヒメバチ♀(Acroricnus ambulator ambulator)です。
狭い容器から外に出してやり、先ず飲み水を与えてみたのですが逃げようと必死で見向きもしません。
次にハチミツを与えてみると、空腹には勝てなかったらしく直ちに吸蜜開始。
本当は水で希釈して与えるべきなのかもしれませんが、ハチミツの原液を一滴紙に滴らして与えました。口器をクローズアップすると、口髭で小刻みに蜜滴に触れながら一心不乱に蜜を吸っています。
大顎は華奢で、よくぞこれで寄主の固い泥巣から脱獄できたものだと感心します。
羽化直後は縦に裂けて見えた腹部側面(脇腹)が既に閉じかけています。
(完)
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ハチ・アリ(膜翅目),
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