2024年4月上旬
シーン0:3/27・午後15:47・晴れ・気温26℃(@0:00〜)
休耕地にあるホンドタヌキの営巣地を自動撮影カメラで見張っています。
最近では疥癬に罹ったホンドギツネが巣穴の一部を乗っ取ったようです。
残雪がほとんど溶けて、枯れ草に覆われた原っぱが露出しました。
シーン1:4/2・午前2:52・小雪?・気温1℃(@0:04〜)
小雪がちらつく深夜に、左から久しぶり(1ヶ月ぶり)にニホンアナグマ♂(Meles anakuma)が現れ、巣口Mfの匂いを念入りに嗅いでいました。
体型や顔つきから♂のアナグマだと分かります。
その後は地面に尻を擦り付けるスクワットーマーキングを繰り返しながら、右に前進します。
匂い付けして縄張り宣言しているのです。
春の繁殖期(交尾期)に備えて、アナグマの夜這い♂が早くも♀の巣穴を探しに来たようです。
寒の戻りで小雪がちらついている(軽い吹雪)と思ったのですが、早春に咲くスギなど樹木の風媒花から花粉が夜も飛散している可能性もありますかね?
(現場の近くにスギ防風林があります。)
雪だとしても、地上にしっかり積もることはありませんでした。
シーン2:4/2・午前2:56(@1:04〜)
3分半後に監視カメラが再び起動すると、アナグマ♂は巣口Rの匂いを嗅いでいました。
枯草に覆われた地面のあちこちでスクワットーマーキングしながら手前の二次林へ向かってきます。
【考察】
近くの二次林にあるセット(営巣地)で越冬(冬眠)していたアナグマが死んでしまい、気落ちしていたのですが(アナグマ・ロス)、無事に春まで生き残った個体もいることが分かって安心しました。
まさに自然淘汰の結果だと考えるしかありません。
つづく→
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