2022年8月上旬・午後16:30頃・くもり(やや風が強い)
山麓に広がる休耕田の原っぱで休んでいるトビ(Milvus migrans)を見つけて撮り始めたら、左からもう1羽が低空で飛来しました。
農道の側に潜んで居た個体が低く飛んで私から離れ、仲間と合流したようです。
♀♂番 なのかな?
2羽とも横目で私の方を油断なく見ています。
原っぱのあちこちには刈った干し草が点々と集められています。
トビのペアの背後ではハシボソガラスが採食しています。
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地上にこれほど長く居座っているトビを見るのは初めてかもしれません。
不思議に思い、長撮りしました。
飛び立つ瞬間に翼の裏面を見ないと猛禽を同定できない、という理由もあります。
なかなか飛ばない理由をいくつか考えてみました。
・トビは樹上で営巣しますから、地上で抱卵しているはずがありません。
・蟻浴なら地面で翼を大きく広げるはずです。
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・幼鳥が親鳥による巣外給餌を待っているのかな?
(トビの性別や幼鳥の見分け方を私は知らなかったのですが、たぶんこれは成鳥です。)
・夕方の上昇気流が強まるのを待って、ただ休んでいるだけなのでしょうか?(風待ち)
今のところ私は、この説を推しています。
曇り空で上昇気流が発生しなければ、猛禽は帆翔できないことになります。
・怪我して飛べないのか?と心配しましたが、2羽とも最後は飛び去りました。
私がしつこくカメラを向けていると、左の個体Lが堪りかねて左に飛び去りました。
飛翔能力に問題はなく、怪我は無さそうです。
そのまま流し撮りすると、強風に煽られながら羽ばたきと滑空を繰り返し、近くの電線に止まりました。
休耕地に居残った個体Rは原っぱに居座ったままで、ときどき上空を見上げて何かを気にしています。 (雲の動きで風を読んでいる?)
私が油断していたら、2羽目のトビRが休耕地から飛び立つ瞬間を撮り損ねてしまいました。
強い風に煽られながら滑翔と羽ばたきを繰り返し、高度を上げるのに苦労しています。
最後は急降下して山麓の電柱に止まりそうだったのに、機材トラブルで尻切れトンボに終わりました。
風切り音がうるさくて、トビの鳴き声が録音されていませんが、現場では飛びながらピーヒョロロ♪とかすかに鳴く声を私の耳で聞き取りました。
トビL(野鳥)@飛翔 |
トビR(野鳥)@飛翔 |
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