2020/08/24

広大な田園地帯をひたすら直進行軍する2羽のカルガモ(野鳥)



2020年6月上旬・午後16:40頃・晴れ

山麓の広大な田園地帯で2羽の鴨が水田を何かに取り憑かれたかのようにひたすら直進していました。
南から北へ畦道を乗り越え、水の張られた田んぼを次々と横断して行きます。
こんな奇妙な直進行軍をする鴨を見るのは初めてです。

夕方の西日で逆光となり、初めはほとんどシルエットしか見えません。
アイガモ農法の鴨が逃げてきたのか?と思って動画に撮り始めました。
謎の鴨が田んぼと田んぼの間の畦道に登った際に幸い順光となり、カルガモAnas zonorhyncha)と判明しました。

カルガモが田んぼの泥水をかき分けて遊泳しても、せっかく農家が植えたイネの苗が倒伏することはありませんでした。
しばらくすると私から離れたので安心したのか、遊泳の合間に水田で採食するようになりました。
遊泳コースも一直線から外れ、紆余曲折するようになりました。
これまでの遊泳コースから90°曲がり(東進)、畦道に沿って田んぼの端で採食することもありました。
しかし後続の個体はあまり採食せず、ただついて行くだけです。
水田から畦道に登ったときなどに、立ち止まって羽繕いすることがありました。
先導する個体は後続の個体に目もくれません。
畦を乗り越えて隣の区画の田んぼへ直進行軍を続けます。

カルガモの性別を外見で見分けられないのですが、この2羽はどういう関係なのでしょう?
全く先頭交代しないので、先導する個体は変わりません。
一度だけ先頭交代していました。(@1:03)
後続の個体は従順について行くだけです。
なんとなく♀♂のつがいで、先導する♀を♂が追いかけているのかな?と勝手に想像しました。
♂のしつこいストーカー行為(求愛? 配偶者ガード?)を嫌がって♀が逃げているところなのかもしれません。(飛んで逃げないのはなぜ?)

※ ストーリーを分かりやすく伝えるために、動画を撮影順から入れ替えました。




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