2020年5月下旬・午後14:15頃・快晴
民家の裏庭でノボリフジ(別名ルピナス)の花が満開に咲き乱れていました。
青い花とピンクの花はおそらく品種が違うのでしょう。
ルピナスで採餌するハナバチ類は青い花の品種の方が断然好みで、ピンクの花はほとんど人気がありません。
その理由を予想してみました。
- 単純に、ルピナスの群落で咲いている花の数を比べると、青>ピンク だから?
- ハナバチ類の視覚系にはピンクの花は見えにくいのかもしれません。
- ピンクの品種は青い品種よりも花蜜や花粉の量が少ないのか?
- 種子を同時に蒔いても、青い花が先に咲きピンクの花は少し遅れて咲くのか?
虫の目にはどう写っているのか、紫外線カメラでルピナスの花を撮影してみたいものです。
今季あちこちの庭や花壇で咲くルピナスの群落をしつこく見て回ったところ、ようやくピンクの花で採餌するセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀を見かけました。
蝶形花の翼弁を器用にこじ開けて、
後脚の花粉籠は初めは空荷でしたが、採餌を続けると橙色の花粉団子を少量付けて運ぶようになりました。
ルピナスを訪花するセイヨウミツバチ♀の採餌法は、青い花でもピンクの花でも同じです。
▼関連記事(同時期に撮影)
ルピナスの青い花で採餌するセイヨウミツバチ♀
不思議なことに、この個体は青い花に見向きもしないで、専らピンクのルピナスを訪花していました。
ピンクの波長がよく見えるようになった突然変異個体だとしたら面白いですね。(素人の勝手な妄想)
あるいは、青い花は既に花蜜も花粉も他のハナバチ類に奪われて枯渇してしまった後なのかも知れません。
青とピンクの他には、白いルピナスの花も街中の限られた特定の花壇(1箇所だけ)で見つけました。
残念ながら、私が通りかかったときに訪花昆虫(送粉者)の姿はありませんでした。
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