鳥の古巣@庭木:落葉灌木 |
全景 |
2019年11月下旬
川沿いの民家とブロック塀に挟まれた猫の額ほどの(失礼ながら)狭い庭に植栽された灌木がほとんど落葉すると、分岐した枝の又部分に小さな鳥の古巣が現れました。
巣材に細い小枝や枯草だけでなく、白や水色のビニール紐も混じっています。
巣から長く伸びた白いビニール紐が秋風になびいていました。
すぐ横の道を私は頻繁に通っていたはずなのに、春から夏にかけて巣の存在に全く気づきませんでした。
おそらく庭木の枝葉が茂って巣を隠していたのでしょう。
この巣を作った鳥の候補として、例えばこの辺りでモズやヒヨドリをよく見ています。
営巣木の樹種を調べるために春になって現場を再訪してみたら、気になる庭木は根こそぎ伐採されていました。
鳥も私も大ショック…。
家主は家ごと売却したようで、空家になっていました。
家も取り壊すのかも知れません。
晩秋に巣を見つけたときにすぐ家主の許可を得て、鳥の古巣を採集させてもらえば良かったですね。
手の届かない高さに架けられていたので、梯子が必要でした。
紅葉・落葉した営巣木の写真を見直すと、未だ枝に残っている葉は対生で、葉軸に翼がありました。
したがって、樹種はヌルデのような気がします。
軒下の庭にわざわざヌルデを植えるとは酔狂な…?
もしかすると山でヌルデの実を食べてきた野鳥がこの庭に糞を落とし、種子から実生がここまで育った幼木なのかもしれません。
ヌルデ?紅葉 |
葉軸に翼が見える。 |
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