2020年5月中旬・午後15:30頃
平地の原っぱに咲き乱れるノボリフジ(別名ルピナス)の大群落でハキリバチ科の一種が忙しなく訪花していました。
蜂をしっかり同定するために採集できなかったのですが、マメコバチ♀(Osmia cornifrons)ですかね?
スロー再生すると、飛びながら顔正面を向けたときに、頭楯に1対の小突起が前方に伸びているように見えます。(@0:34)
ルピナス蝶形花の翼弁に着陸すると、蜂の体重で自然に開きます。
蜂が正当訪花で吸蜜している間に、てこの原理で竜骨弁の先が押し上げられ、雄しべの先の花粉が蜂の腹面を擦り付けられる仕組みになっています。
吸蜜しながら左右の後脚を忙しなく動かして花粉を掻き集めています。
その結果、腹部下面のスコパに橙色の花粉を満載しています。
同じ日に観察したヤマトツヤハナバチ♀よりも体が大きい(体重が重い)ためか、集粉法が遥かに洗練されている印象を受けました。
クマバチと並んで、ルピナスの授粉を担う送粉者の本命と思われます。
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