2019/06/16

路地裏でキスするドバト♀♂(野鳥)



2019年4月下旬

街中の路地裏のしもた屋1階部分の庇の上に2羽のカワラバト(=ドバト;Columba livia)♀♂が寄り添うように並んで止まっていました。
仲睦まじい様子の♀♂カップルです。

初めは各自が羽繕いしていました。
1羽がもう1羽の背後を回り込んで、左右の位置が逆になりました。
右側の個体Rが鳩胸をつきだしながら羽繕いでアピールすると、口づけ(キス)を交わしました。
ところが、近くで見ている私を警戒してか、すぐに離れてしまいました。
別れ際に首元を軽く相互羽繕いしました。(♀→♂?)
少し離れても、各自が羽繕いを続けています。(求愛アピール?)

やがて右側の個体Rが庇の上で方向転換して尻を向けると庇の縁に白い糞をポトリと排泄しました。(@1:04)
脱糞で軽量化したので今に飛び立つぞ…と予想しつつ見ていると、案の定、左の個体Lが先に飛び去りました。
続いて右の個体Rも飛び立ちました。

路地を見上げると、飛び上がったドバト♀♂は、同じ建物の屋上の鉄骨に止まって居ました。
鳩胸の♂が♀に求愛を迫っても、♀は飛んで路地を挟んで反対側のビルの屋上へ逃げました。
♂もすぐに飛んで追いかけます。
この間、鳩は小声でグルルルル…♪と鳴いていましたが、あまり聞き取れませんでした。

引きの絵にしたときに分かるように、実を言うとこの庇は、約40日前にドバトが潜んでいた換気扇口のすぐ下にあります。
(この路地を通りかかる度に換気口フードの中をチェックしているのですけど、鳩が隠れていたのは一度だけでした。)

▼関連記事
排気口のフード内に潜むドバト【冬の野鳥】

ドバトにも縄張りがあるのですかね?
もし足環が付いているドバト(逃げたレース鳩?)であれば、素人にもきっちり個体識別できて、縄張りについて調べられそうです。
できれば営巣地も突き止めたいものです。


ドバト♀♂(野鳥)@路地:庇+求愛
ドバト♀♂(野鳥)@路地:庇+羽繕い

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