2016年7月上旬・午後16:07〜16:17
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高圧線の鉄塔から見張るノスリ(野鳥)
一週間(7日)ぶりの定点観察に行くと、郊外の田園地帯に立つ高圧線の鉄塔c#23にノスリ(Buteo japonicus)と思われる猛禽類がこの日も居ました。
今回は大きな進展がありました。
いつものようにてっぺん近くの鉄骨に止まっていましたが、珍しく西を向いて眼下の水田を見下ろしています。
まず後ろ姿を撮ってから少し移動し、真横からのスナップショットも撮りました。
鉄塔のノスリ♂がピーエ、ピーエ♪と甲高い声で繰り返し鳴き始めました。(@0:56)
嘴の動きと鳴き声が同期している(リップシンクロ)ので、この個体の鳴き声で間違いありません。
これが囀りだとしたら♂
突然、左の方から別個体の猛禽が飛来し、鉄塔の同じ高さに止まりました。(@2:32)
若鳥や親子の可能性もありますかね?
2羽の体長を比べたいのですが、鉄骨が邪魔ですし、近くに並んでくれません。
オスよりもメスの方が大型になる。背面は褐色、腹面は淡褐色の羽毛に覆われる。喉の羽毛は黒い。(wikipedia:ノスリより)鳴いていた♂は後ろを向いているため、初めは気づいていない様子。
ようやく振り返って見て、♀に声をかけました。
右側の♂が鳴き方を変えて柔らかい鳴き声になりました。
求愛の鳴き声なのかな?
左側の個体(♀?)は鉄塔で身震いし(@3:26)、次に尾羽を持ち上げ脱糞しました。(@3:48)
不意に左側の個体(♀?)が鉄塔からフワリと飛び立ちました。(@4:26)
羽ばたく際に翼下面の特徴を確認できて、ノスリと判明。
すぐに旋回して飛び去りました。
一方、♀を見送った♂は鉄塔に居残り、さえずり?を再開。
どうやら遠くの別個体と鳴き交わしているようです。
鉄塔下の地上(民家の庭)で採食中のハシボソガラス(Corvus corone)を2羽見つけました。(@5:02)
一つ隣の鉄塔dで営巣している
いつも不思議に思うのは、カラスが巣の近くで暮らしているノスリに対してモビング(擬攻撃)に向かったり追い払ったりしないことです。
何か特別なカラス撃退法を身につけた手強いノスリなのでしょうか?
ちなみに、この鉄塔cをいくら探しても鳥の巣は見当たりません。
ノスリもカラスも営巣していないのです。
ノスリは近くの防風林で営巣していそうですけど、未確認です。
鉄塔の横の道を更に歩いて、最後はノスリの前から撮りました。
西日を浴びて未だピーエ♪と甲高く鳴いています。
ノスリ♂の鳴き声を声紋解析してみる?
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