2013/02/03

石垣で遊ぶニホンザルの身体能力



2012年8月下旬

山から里の近くまで下りてきた野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れがのんびりくつろいでいます。
林縁にコンクリートで固めた急斜面があり、そこを猿たちが追い駆けっこしながら登り下りして遊んでいました。
子猿だけでなく成獣も身軽にジャンプし、コンクリートの急斜面を攀じ登ることができます。
斜面の上から張り出した木の枝(アカマツ)やクズの蔓にぶら下がって遊ぶ子猿もいます。
映像の冒頭で石垣を登った個体は後ろ姿でよく見えませんが、もしかすると右腕の無い隻腕のニホンザルかもしれません。

多少の足掛かりがあるとは言え、絶壁のような急勾配です。
(水準器を買って角度を測りに行こうかしら?)
石垣でフリークライミングの練習をする人たちよりも流石に達者ですね。
戦国時代の城攻めで忍者が飼い慣らした猿に長い縄を付けて放ち、下から城壁を登らせて侵入ルートを確保するという話を子供の頃に読んだことがあります。
今回ニホンザルの身体能力を目の当たりにして、さもありなんと実感しました。
お城の石垣ぐらい安々と登れそうです。



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