2012年11月下旬・雪面の気温1℃(日陰)
山中の建物の外壁に無翅の冬尺蛾♀を発見(北面の地上から高さ50cmの位置、標高〜600m)。
白壁をゆっくりした足取りで登っていますが、滑りやすくて苦労しています。
壁から落ちても雪面を歩き続けます。
現場ではてっきり交尾相手の♂を待っているのかと思いました。
実はこの♀個体は交尾済みで、産卵場所を探し歩いていたのだと後に判明します。
現場で採寸 |
壁から滑落して雪面を徘徊 |
建物の壁面を見て回ると、種々の冬尺蛾♂(有翅)があちこちに止まっていました。
暗くなるまで待てば求愛交尾行動を観察できたかもしれません。
しかし夜の撮影準備も雪山で一晩ビバークできる装備や防寒対策もして来なかったので、次善の策として飼育下で観察できないかと考えました。
映像の♀1頭と♂6頭を採集して個別の容器に入れ持ち帰りました。
どの種類の♂と交尾するか相性を調べれば無翅の♀も確実に同定することができます。
つづく→産卵篇(15倍速映像)
【参考サイト】
しかし夜の撮影準備も雪山で一晩ビバークできる装備や防寒対策もして来なかったので、次善の策として飼育下で観察できないかと考えました。
映像の♀1頭と♂6頭を採集して個別の容器に入れ持ち帰りました。
どの種類の♂と交尾するか相性を調べれば無翅の♀も確実に同定することができます。
つづく→産卵篇(15倍速映像)
【参考サイト】
- 日本産フユシャクWEB図鑑
- フユシャク図鑑
- 中島秀雄. "冬に出現する尺蛾: 新・フユシャク類の採集." やどりが 152 (1993): 2-28.(無料PDF)
0 件のコメント:
コメントを投稿