2012年8月下旬
野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れが橋のたもとで各々が寛いでいます。
一人で遊ぶ子猿が橋の鉄扉にぶら下がりながら激しく揺すり、ガタガタ音を鳴らしています。
何か力を誇示する威嚇行動(ディスプレイ)の萌芽でしょうか?
動物番組で野生のチンパンジー♂が群れのメンバーに対して似たような誇示行動をするのをよく見ます(権力闘争の一環)。
関連記事→「クリ樹上で威嚇誇示する野生ニホンザル」同一個体かどうか確認していませんが、この遊び?がよほど気に入ったようで同じ誇示行動を繰り返す子猿がいました。
周囲の猿たちはこの誇示行動に対して特に関心を示しておらず、家族団欒の微笑ましい光景が繰り広げられています。
ちなみに『ニホンザル観察事典』p22によれば、「木にのぼって、木をゆさゆさとゆらすのは、木ゆすり行動です。大きな音をたてて、自分の力強さをしめす行動です。」
最後は一人遊びに飽きたこの子猿が橋の手摺から反対側の手摺へ牛若丸のようにひらりと跳び移りました。
(ちなみに水路橋は幅100cmで手摺りの高さは80cm。)
子猿の身体能力は侮れません。
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