2026/08/14

春の林内で排水溝に貯まった雪解け水で水浴するハシブトガラス【野鳥:トレイルカメラ】

 

2025年4月中旬・午後12:30頃・気温24℃ 

残雪が完全に消えた後も、林内に掘られた排水溝に雪解け水が満々と貯まっています。 
自動撮影カメラで見張っていると、昼下がりに1羽のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が登場しました。 
水際に来ていたカラスがそのまま入水し、浅瀬で水浴を始めました。 
水飛沫をはね上げて何度も行水しています。 

再び岸に上陸すると、身震いして濡れた羽根の水気を切り、奥に向かって飛び去りました。 
水面の反射を見ると、ハシブトガラスは近くの落葉灌木の横枝に止まったことが分かります。 (赤丸に注目)
その止まり木で念入りに羽繕いをしています。 


※ 水浴中の水音が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

2026/08/13

ホンドタヌキ1〜3頭が林内の営巣地をうろつき、巣口で互いに毛繕いしながら♀の発情チェック:4月中旬【トレイルカメラ】

 



2025年4月中旬・午前5:15頃〜14:20頃・くもり 

まだ残雪がある落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の営巣地を自動撮影カメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの掘った営巣地(セット)でした。 
ある日の曇った昼間に出没したタヌキ1〜3頭の動向をまとめました。 

雨上がりの早朝に単独で来たタヌキが、営巣地を横切りました。 
1時間半後には、3頭の家族群がやって来ました。 
巣口Lの匂いを嗅ぎながら通り過ぎました。 

45分後には、再びセットに3頭のタヌキ一家が戻ってきていました。 
1頭はすぐに立ち去ったものの、残る2頭が巣口Rに並んで立っています。 
互いに逆を向いており、相互毛繕いというよりも、どうやらパートナーの尻の匂いを嗅いでいるようです。 
交尾期はもう終わったと思っていたのですが、まだ♂が♀の尻の匂いを嗅いで発情状態をチェックしています。
別アングルの監視カメラで撮れていないのが残念です。 

その後、♀はさっさと右へ立ち去り、♂はその場に座り込んで♀を見送ると、自分で毛繕いしました。 

約1分後に、1頭のタヌキが戻ってきて、巣口Rで合流しました。 
仲間と毛繕いを始めました。 

残りの1頭(♂)が外出から戻ってきて、巣口Rの2頭(♀母娘)と合流しました。 
左の個体♂が右隣の♀個体の尻の匂いを嗅ぎながら舐めました。 
発情期の♂に見られる、発情チェック行動です。(@2:10〜) 
その刺激に反応して♀は尻尾を少しずつ段階的に持ち上げたことから、♀も性的に興奮しているようです。 
前戯かと思いきや、その後に交尾を始めることはありませんでした。 


いつの間にか、セットには1頭しか残っていませんでした。 
巣口Rに座って毛繕いしています。 

しばらくすると、3頭の家族群が勢揃いしました。 
巣口Rで相互毛繕いを開始。 
遅れて来た3頭目の個体は巣口Rの少し奥の広場に座り込むと、独りで毛繕いしています。 

8時すぎにはセットに2頭しか残っていませんでした。 
なぜか右を凝視警戒しています。 
1頭が右へ足早に立ち去り、1頭が巣口Rで留守番しています。 

2時間40分後の昼前には、2頭が巣口Rで合流すると、巣穴Rに同時に慌てて潜り込みました。 
おそらく林内を侵入者が近づいてきたので、警戒・避難したようです。 

午後にはセットで2頭が座り込んで、のんびり毛繕いしていました。


エゾタンポポ種子の風散布を実演【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2026年5月上旬・午後14:50頃・くもり 

田んぼの農道にエゾタンポポの小群落があり、花が咲いていました。 
一部の花はもう咲き終わり、白い冠毛(綿毛)がきれいな放射状に広がっていました。 
タンポポの果実は痩果そうかです。 
その冠毛を指で軽くなぞったり茎を揺すったりするだけで、ほぐれた(分離)痩果が風に乗って飛散します。 
空気抵抗の大きな冠毛のおかげで地面に落下するまでの滞空時間が長くなり、その間に遠くまで移動できるのです。
つまり、タンポポの種子は、風の力で分布を広げます。(風散布)

エゾタンポポの種子が風散布される実演を、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:43〜) 
昔BBCが制作した自然番組のオープニングを真似して、息を強く吹き付けてタンポポの綿毛を飛ばすシーンもスーパースローで撮りたかったのですが、三脚がないと無理でした。 
(エアダスターのスプレー缶を使えば、独りでも綿毛を吹き飛ばす撮影が可能になりそうです。) 

最後に頭花をめくって総苞片の形状を確認し、エゾタンポポであることを示しました。 
総苞片が反り返っていれば、帰化植物のセイヨウタンポポです。 



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