2026/01/10

クズの花蜜を吸いに集まるウラナミシジミ

 

2024年10月上旬・午後12:15頃・晴れ 

郊外の道端に蔓延るクズの群落でウラナミシジミLampides boeticus)が訪花していました。 

ウラナミシジミ幼虫の食草はマメ科なので、成虫がクズに集まるのは納得です。 
クズの蝶形花になぜかいつも下向きで留まるようです。 
花に顔を突っ込んで吸蜜するので、伸ばした口吻が見えません。 

同じ花序で2頭のウラナミシジミが同時に吸蜜することもありました。 
花穂の反対側なので、互いに干渉も求愛もしません。 
この2頭の性別を知りたいところですが、訪花中はいつも翅をしっかり閉じているので、翅表の斑紋を見せてくれず、私には性別を見分けられません。 

訪花中は閉じた翅を互いに擦り合わせ、秋風になびく尾状突起を触角のように見せています。(自己擬態) 
これは天敵の鳥に襲われたときに、偽の頭部をつつかせるように騙し、急所である真の頭部をつつかれる確率を(半分に?)下げているのです。

意外にもこの組み合わせは初見でした。 
もっと腰を据えてじっくり撮ればよかったですね。
私の背後を車が通ると、ウラナミシジミは飛んで逃げてしまいました。

2026/01/09

遊び疲れた後で巣穴を掘り広げるニホンアナグマ(幼獣?)【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年10月中旬・午後18:00頃 

シーン1:10/12・午後17:59(@0:00〜) 
日没後の営巣地(セット)で長々と続いていた格闘遊びの流れで、2頭のニホンアナグマMeles anakuma)幼獣が巣口Lの内外で対峙しています。 
巣穴Lに籠城した相手を追い詰めるためなのか、外に居る個体が巣口Lを掘り広げ始めました。 
あるいはカマドウマなど穴居性の虫を見つけて、捕まえようとしている探餌行動かもしれません。 
その間に籠城していた個体が外に出て来ました。 


シーン2:10/12・午後17:59(@1:00〜) 
別アングルで設置した監視カメラでも撮れていました。 
巣穴Lに籠城した相手に対抗するためなのか、外から攻める個体が狭い巣口Lを掘り広げようとしています。 
土砂を前脚で後方に掻き出し、 穴居性の虫を捕食しようとする探餌行動なのかな? 
巣口Lの上の天井を壊しているようにも見えます。
その間に、籠城していた個体が外に出て来ました。 

遊び疲れたのか、もはや互いに戦意喪失しているようです。 


シーン3:10/12・午後18:00(@2:00〜)
1頭のアナグマがセットの右外へ元気に走り去りました。 
巣穴を巡る争いに負けて逃げたのでしょうか?
巣口Lに残った個体は、相手を見送ってから、穴掘り作業に戻ります。 
どうやら、巣口Lからのアクセストレンチを右に伸ばそうとしているようです。 

アナグマが巣穴から外に掘り出した排土で形成される斜面というか溝のことをアクセストレンチと呼びます。 
巣口を中心にしたきれいなすり鉢状にはならず、必ず非対称なアクセストレンチが形成されます。 


シーン4:10/12・午後18:02(@3:00〜) 
巣口Lからの排土でアクセストレンチを2方向に伸ばしています。 


シーン5:10/12・午後18:07(@4:00〜) 
いつの間にか別の巣穴Rに潜り込んでいた別個体のアナグマが、巣口Rからひょっこり顔だけ出して警戒しています(籠城?)。 
しばらくすると、左の巣穴Lの奥を掘っていた個体が巣口Lから外に出てきました。 
やがて2頭が別々の巣口からひょっこり顔を出しました。


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
今回2頭のアナグマが協力して同じ巣穴を掘ることはありませんでした。
一素人の解釈ですけど、アナグマ幼獣の兄弟姉妹が秋に格闘遊びの力比べで順位を決めた後に、どちらの巣穴で越冬するか選んだのではないか?という気がします。 
勝者(優位個体)が気に入った巣穴Lを越冬用に改造し始めたのではないでしょうか。 
あくまでも現時点での個人的な想像であって、今後の観察によって解釈は変わります。 
謎を解くためには、地道に観察を続けるしかありません。

私の知る限り、2つの巣穴L、Rは内部でつながっておらず、中で自由に行き来したり通り抜けたりできません。 


秋の刈田で狩ったヘビを持って飛び去る猛禽:トビ?(野鳥)

 

2024年10月上旬・午後15:20頃・晴れ 

郊外の田園地帯で、稲刈りが終わったばかりの刈田から飛び立った猛禽が何か細長い物体を持ち去りました。 
動画を1.5倍に拡大した上で1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。 
低く滑空してから羽ばたいて飛び去りました。 
刈田でヘビを狩った直後なのでしょうか? 
猛禽の鉤爪に掴まれた獲物は暴れておらず、死んでいるようです。(擬死?)
田んぼでビニールテープや電気柵のケーブルなどが猛禽の足に絡みついた可能性も考えられます。 

その個体を撮り続けて捕食シーンを見届けるべきだったのに、別個体の猛禽が左から飛来して電柱の天辺に留まったことに気を取られてしまい、見失いました。 
後から登場した猛禽はトビMilvus migrans)でした。(映像公開予定) 




【考察】 
トビはカラスと同様に死肉を漁るスカベンジャーというイメージでしたが、生きた蛇を狩ることもあるのでしょうか? 
Perplexity AIに質問してみました。 (ノスリについても同様の回答でした。)

トビは生きたヘビを狩って捕食することがあります。news.ameba
主に小型のヘビを空から急降下して捕らえ、田園地帯や河川近くで観察される行動です。detail.chiebukuro.yahoo+1

トビのヘビ捕食の特徴

  • トビの主食は死骸ですが、生きた小動物(ヘビ、カエル、ネズミなど)も視力の優位性を活かして積極的に狙います。news.ameba+1

  • 日本ではサシバほどヘビ専門ではありませんが、トビも複数のヘビ種を餌とする記録が鳥類学文献にあります。ornithology

観察例と文脈

  • 田園地帯の10月上旬という状況でも、留鳥であるトビは通年でこうした機会食を捕らえます。orbis-pictus+1

  • 電柱に留まる行動から推測される縄張り意識とも整合し、自分のテリトリー内の獲物を効率的に利用している可能性が高いです。detail.chiebukuro.yahoo


私は昔、里山の雑木林でヘビを狩って飛び去る猛禽を目撃したことがあります。
一瞬の出来事で、証拠映像に撮れなかった悔しさを、今でも鮮明に覚えています。
山林の中で狩りをする猛禽の種類は限られてくるので、今回開けた田んぼでヘビを狩った猛禽(トビ?)とは違うはずです。

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