2025/05/09

ノスリにモビングの空中戦を挑むカラス(野鳥)

 

2024年5月上旬・午後16:05頃・晴れ 

郊外の住宅地の上空で、夕方にノスリButeo japonicus)とカラスが空中戦を繰り広げていました。 
ハシボソガラスだと思うのですが、遠くてしっかり見分けられません。 
おそらく近くにカラスの巣があり、そこに近づいた猛禽を親ガラスが追い払っているのでしょう。(モビング行動、擬攻撃) 
巣内の卵や雛鳥を守るために、春のカラスは特に縄張り意識や攻撃性が高まります。 

必死に追いかけて空中戦を挑むカラスの嗄れ声がかすかに聞こえますが、ひたすら逃げ惑いカラスの攻撃を交わすだけのノスリは鳴きませんでした。 

カラスの縄張りからノスリを無事に追い払えたようで、カラスは深追いせずに離脱しました。 
一方、ノスリは青空で帆翔を再開。

2025/05/08

ウリハダカエデ幼木の枝葉に眼下腺マーキングするニホンカモシカ【トレイルカメラ】

 

2024年5月上旬〜中旬

シーン1:5/6・午後14:53・くもり(@0:00〜) 
スギ林と雑木林に両側が挟まれた山道をトレイルカメラで見張っていると、ニホンカモシカCapricornis crispus)が現れました。 
手前のスギ林から山道に出て来たのかもしれません。 
画面の左端で佇み、右を見て警戒しています。 

道端に生えたウリハダカエデ幼木の枝葉に顔を擦りつけて縄張り宣言しました。(眼下腺マーキング) 
後日の現場検証でも樹種を確認しています。

このカモシカは角が細いので、若い個体のようです。 
股間の外性器がよく見えず、性別は不明です。 

山道の真ん中に残されたホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場ltrには全く無関心で、そのまま左に立ち去りました。 


シーン2:5/14・午後12:29・晴れ(@0:38〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 


シーン3:5/15・午後14:04・晴れ(@0:42〜) 
山道を右へ立ち去るカモシカの後ろ姿が写っていました。 
今回は眼下腺マーキングをしていません。 

その直後に何か謎の昆虫(アブ?)が飛来したらしく、大きな羽音が監視カメラの間近から聞こえました。 


シーン3:5/19・午前5:21・(@0:55〜)日の出時刻は午前4:23。 
早朝からカモシカが林道に来ていて、前回(13日前)と同じウリハダカエデの幼木に眼下腺マーキングしていました。 
このカモシカは、前回と同じ個体なのかな? 

そのまま林道を左へ立ち去りました。 
今回もタヌキの溜め糞には興味なし。


シーン4:5/24・午前11:34・(@1:22〜) 
最後にフルカラーで写ったウリハダカエデの幼木を拡大してみました。 
春から初夏になりつつあり、若葉がどんどん育っています。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


もし同じウリハダカエデ幼木にカモシカが繰り返しマーキングするようなら、監視カメラの画角を少し左にずらすべきですね。 


つづく→


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右脚の跗節が欠損した越冬明けのオオセンチコガネ♀

 

2024年5月上旬・午後12:30頃・くもり 

里山の中腹をトラバースする細い山道を歩いているオオセンチコガネ♀(Phelotrupes (Chromogeotrupes) auratus auratus)を見つけました。 
曇っていても、構造色で赤い金属光沢(メタリック)に輝いています。 
頭部や頭楯に金属光沢がなくて黒いことから、♀と判断しました。
参考:舘野鴻『うんこ虫を追え』p10 

前脚の腿節前面に橙色の毛束が密生している部分が目立ちます。 
これはセンチコガネ科およびクワガタムシ科に性別を問わず見られ、フェロモンを分泌するらしい。 

少し太い木の根っこ(落枝?)をなかなか乗り越えられずに苦労しています。 
平べったい石の上に乗ったときによく見ると、右側だけ前脚、中脚、後脚すべての跗節が欠損していました。 
歩行がぎこちなくて跛行しているように見える理由が、地面とのグリップが左右非対称になるためだと分かりました。

最後は石の隙間の地中に潜り込んで隠れてしまいました。 
餌となる獣糞を目指して歩いていた訳ではなかったようです。 
もしかすると、私がすぐ横に立っていたので警戒して隠れたのかもしれません。 


【考察】 
今季初見のオオセンチコガネ成虫です。 
この個体で右側だけ全ての脚の跗節が欠損している理由を考えてみました。 

まず、先天的な異常(奇形)である可能性はどうでしょうか。 
エボデボ(進化発生生物学)の研究によって昆虫の形態形成に関わる遺伝子群が次々と解明されています。
聞きかじりですが、跗節の形態形成にはDistal-less(Dll)などの転写因子が重要な役割を果たしているそうです。 
しかし、左右非対称な異常を説明するのが難しいです。 
例えば脚原基の遠位端の形成を制御するDistal-less(Dll)遺伝子が体の右側だけ異常になったということは、発生初期に体の右側の細胞だけモザイク状に遺伝子が体細胞突然変異した結果というシナリオも理論的には考えられます。 
しかしその発生確率はきわめて低い上に、幼虫の形態形成にも重篤な悪影響を及ぼすはずなので、成虫まで無事に育って羽化できるとは思えません。 

したがって、後天的な欠損だと考えたほうが良さそうです。  
捕食者に襲われかけたにしても、左右非対称に跗節だけ欠損するとは考えにくいです。 
穴掘りで脚の爪先(跗節)が摩耗したにしても、左右非対称になる理由が分かりません。 
調べてみると、オオセンチコガネは成虫で越冬するらしい。 
地中で越冬中に、脚の跗節がたまたま右側だけ凍傷で欠損した、という可能性が一番あり得そうです。 

この考察をする上で、Perplexity AIにかなり助けてもらいました。
 (AIチャットとのブレインストーミングを、かなり省略して書きました。) 


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