2025/03/05

巣口を塞いでいた邪魔な小枝を取り除くホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年3月下旬 

死んだニホンアナグマMeles anakuma)からホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が乗っ取った営巣地(セット)を自動撮影カメラで見張っています。 


シーン1:3/24・午後21:30・小雪・気温4℃(@0:00〜) 
小雪がちらつく晩に、1頭のタヌキが現れました。 
周囲を警戒してから巣口Rに頭から潜り込みました。 
ところが坑道の途中でつっかえています。 
後ずさりで出てきたタヌキの口には少し太い小枝が咥えられていました。 
そのまま営巣地の右へと小枝を捨てに行きました。 

巣口の障害物を撤去した行動を1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@0:42〜) 
邪魔な小枝を捨てた後で空荷で戻って来るまで見届けたかったのですが、尻切れトンボで録画が打ち切られました。 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】
タヌキのこんな行動を私は見たことがありませんでした。 
外出の際に落枝で巣口Rを厳重に戸締まりし過ぎたのかもしれません。 
この巣穴を掘ったアナグマよりも、タヌキの方が工夫や知性を感じてしまいました。 

この巣穴の新しい主となったタヌキが採餌から戻ってきたのだろうと私は思ったのですが、もしかすると、家主が留守中に余所者のタヌキが侵入を試みたのかもしれません。
だとすれば、落枝を何本も使って巣口を戸締まり・隠蔽した家主タヌキの作戦が見事に成功したことになります。
出没するタヌキの個体識別がしっかりできていないので、何とも言えません。



線路の砕石の下に餌を隠すハシボソガラス(野鳥)貯食行動

 

2024年3月上旬・午後14:35頃・晴れ 

ローカル線の鉄道(単線)が走るバラスト軌道で1羽のハシボソガラスCorvus corone)が何かしています。 
カラスが線路に置き石の悪戯をしているのかと初めは思ったのですが、今回は濡れ衣でした。(※追記参照) 
よく観察すると、ハシボソガラスがバラストの砂利の隙間に何か餌を詰め込んで隠したようです。 
その上に小石を載せて念入りに隠蔽工作しています。 
最後は線路に沿って右へ飛び去りました。 
動画を撮り始めるのが少し遅れてしまったのが残念です。 


※【追記】 
この問題について、Perplexity AIに解説してもらいました。(32件の引用リンクは割愛)
カラスによる線路への置き石は、列車の安全運行に重大な脅威をもたらす問題です。この行為は以下の点で危険性が高いと考えられます: 
1. 脱線事故のリスク: 
置き石は列車の脱線を引き起こす可能性があります[1][4]。2020年5月に千葉県鴨川市でJR外房線が脱線した事故では、線路に置かれた石を列車が踏んだ跡が複数見つかりました[2][3]。 
2. 重大な法的罰則: 
人間が行った場合、置き石は重罪とされ、2年以上13年以下の懲役刑が科される可能性があります[1]。 
3. 運行障害: 
脱線に至らなくても、列車の運行に支障をきたし、遅延や運休を引き起こす可能性があります。 
4. 安全性への不安: 
繰り返し発生することで、乗客や鉄道会社に不安を与え、鉄道の信頼性を損なう恐れがあります。 
カラスによる置き石の動機については、以下のような推測がされています: 
- 石が轢かれて砕ける音を楽しんでいる 
- 光沢のある石を運んでいる途中で置き忘れた 
- 遊びの一環として石を落としている 
- 餌を隠す際に石を動かしている[1][5] 
実際の脱線事故については、2020年の千葉県での事例が報告されていますが、カラスが直接の原因であると断定されてはいません[2][3]。しかし、置き石がその置かれ方と量によっては列車脱線事故につながる可能性があるため、鉄道事業者は警察や地域と協力して対策を講じる必要があります[4]。 対策として、カラスの動きを察知するセンサーの導入や、カラスの警戒音を利用した忌避システムやカラスが忌避する塗料(バードコレンジャー)などが試みられています[1]。また、カラスの行動の根本的な原因(例:エサやり)を取り除くことで問題が解決した事例もあります[5]。 カラスの置き石問題は、列車の安全運行を脅かす深刻な問題であり、継続的な監視と効果的な対策が求められています。

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2025/03/04

クリの落果を手に持ちながら直立二足歩行する若いニホンザル

 



2023年10月上旬・午後12:50・晴れ 

山麓の路上に散乱したクリ(栗)の落果を拾い食いしているニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れを撮影していると、直立二足歩行を目撃しました。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:14〜) 

奥から来た若い個体が両手にクリを拾ったまま後足で立ち上がり、ヒョコヒョコと2〜3mほど二足歩行したのです。 
もしかすると左手を捻挫かなにか怪我していて、痛いから着地しないようにかばいながら3本足で歩いている状態から立ち上がったのかと初めは思いました。 
しかし、そうではなく、「両手に花」ならぬ「両手に栗」の状態だったのでしょう。 
ニホンザルは普通、食べきれない餌を頬袋に詰めて運びますが、今回は両手も食べ物を握っていて歩きにくかったので、直立二足歩行に切り替えたようです。 

「野生のニホンザルが直立二足歩行するのは、どういう時か? 例えば、警戒時に視線を高くして遠くの仲間や天敵の様子を伺うとき、などが考えられる。他にはどんな場合に立ち上がって歩くのか?」とPerplexity AIに質問してみると、以下の回答を得ました。
 (32個の出典URLリンクは割愛)
野生のニホンザルが直立二足歩行をする状況は限られており、通常は四足歩行を主な移動手段としています。しかし、特定の状況下では直立二足歩行を行うことがあります。 
## 直立二足歩行の状況 
**1. 警戒時の視界確保** 
ご指摘の通り、警戒時に視線を高くして遠くの仲間や天敵の様子を伺う際に直立二足歩行をすることがあります。これは、より広い視野を確保し、潜在的な危険を素早く察知するためです。 
**2. 水辺での移動** 
浅い水域を渡る際に、直立二足歩行をすることがあります。これは体の大部分を水面上に保ち、毛皮が濡れるのを最小限に抑えるためです。 
**3. 食物の運搬** 
両手に食物を持って短距離を移動する際に、直立二足歩行をすることがあります。これにより、手を自由に使って食物を運びながら移動できます。 
**4. 威嚇行動** 
群れの中での順位争いや、他の動物との対峙時に、一時的に直立姿勢をとることがあります。これは自身をより大きく見せ、相手を威嚇するためです。 
**5. 好奇心からの探索** 
新しい環境や物体に遭遇した際、より詳しく観察するために一時的に立ち上がることがあります。これは、周囲の状況をより良く把握するためです。 
**6. 人間の影響** 
人間との接触が多い地域では、餌付けなどの影響で、短時間の直立二足歩行を学習することがあります。しかし、これは自然な行動ではありません[1][3]。 
## 二足歩行の限界 
ニホンザルの身体構造は、本質的に二足歩行に適していません。彼らの解剖学的特徴は、四足歩行と木登りに適応しています[1][3]。そのため、直立二足歩行は一時的なものであり、長距離や長時間の移動には使用されません。 研究によると、ニホンザルは訓練によって二足歩行の能力を向上させることができますが、これは自然な行動ではありません[3]。野生のニホンザルにとって、直立二足歩行は特定の状況下での一時的な行動であり、主要な移動手段ではないのです。


この中で、今回のニホンザル個体は「3. 食物の運搬」 のために直立二足歩行したと考えられます。

ヒトの祖先が直立二足歩行を始めた進化の過程にどうしても思いを馳せてしまいますが、ニホンザルは類人猿でもヒトの祖先でもないので、単純な比較は出来ません。

狩猟採集を始めた原始人が食料をたくさん持ち帰るために手に持って立ち上がり二足歩行を始めた、というシナリオは正しくありません。

猿人(アウストラロピテクス)が二足歩行を始めたのが先で、その後で原人(ホモ・エレクトス)が石器や火を使い始め、狩猟採集の生活をするようになったというのが現在の定説です。



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直立二足歩行の人類史 人間を生き残らせた出来の悪い足 (文春e-book)

親指はなぜ太いのか 直立二足歩行の起原に迫る (中公新書)

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