2024/01/19

エゾタンポポの花に居座って食事するナミアオハムシダマシ

 

2023年5月下旬・午後13:30頃・晴れ 

山麓の水路沿いに咲いたエゾタンポポでメタリックグリーンのナミアオハムシダマシArthromacra viridissima)が訪花していました。 
タンポポの筒状花に頭を突っ込んで花粉や花蜜を夢中で食べています。 

背側から見下ろすように撮っても、虫に動きが無いので退屈です。 
動画を撮りながらタンポポ頭花の総苞片を確認すると、珍しく在来種のエゾタンポポと判明。 
タンポポの茎を左手でつまんで頭花を傾けても、アオハムシダマシが全く逃げないのは意外でした。 
ブチッと摘花したらようやくアオハムシダマシが動き始め、頭花から慌てて転がり落ちました。 
擬死落下とは違います。 
飛び立って逃げるのを期待したのですが、またもや予想は外れました。 

関連記事(14年前の撮影)▶ アオハムシダマシの食事@ハルジオン訪花

2024/01/18

休耕地の巣穴近くをうろつきトレイルカメラを警戒するホンドタヌキ【暗視映像】

 



2023年5月下旬〜6月上旬

休耕地の原っぱでホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の営巣地を見つけたので、巣穴の横にローアングルでトレイルカメラを設置してみました。

シーン0:5/30・午後13:42・(@0:00〜) 
明るい日中に撮れた現場の様子です。 
手前に生い茂った雑草に隠されて、タヌキの巣穴が見えません。 

ローアングルではなく堂々と三脚を立てて巣穴を狙うようにすれば良い画角で動画が撮れることは重々承知しているのですが、原っぱで三脚を長期間放置しておくと通りすがりのヒトに目立ってしまってトラブルの元です。


シーン1:5/30・午後19:38・(@0:05〜)日の入り時刻は午後18:57。 
私が遠く離れた林縁にブラインドを張って巣穴に出入りするタヌキを隠し撮りしようと午後19:30まで粘ったものの、空振りに終わりました。 
私が諦めて立ち去るのをまるで待ち構えていたように、夜行性のタヌキが活動を始めました。 

左からタヌキの白く光る目が登場しました。 
立ち止まってカメラ目線になり、露骨に警戒しています。 
カメラに向かって真っ直ぐに近寄って来たものの、匂いを嗅ぐことはありませんでした。 
引き返す途中でクシャミをしたようです。(@0:28〜) 
右奥の巣穴に入ったようですが、ローアングルでは雑草が邪魔で入巣シーンがしっかり撮れていません。 
タヌキはその後も何度もトレイルカメラの方を気にしています。 
しばらくすると、巣穴から左へ移動して行きました。 


シーン2:5/30・午後22:38・(@0:54〜) 
出巣したタヌキが巣口にずっと立ち止まって周囲を見渡しています。 
ようやく手前に向かって歩きかけたのに、尻切れトンボで録画終了。 


シーン3:5/30・午後22:39・(@1:29〜) 
次にカメラが起動したときには、親タヌキがトレイルカメラを覗き込んでいました。 
右に立ち去ったものの、巣穴には入りませんでした。 
餌を探しに出かけたのかな? 


シーン4:5/31・午前2:44・(@1:45〜) 
日付が変わって深夜未明に、奥の草むらを白く光る目が右往左往しました。 


シーン5:5/31・午前4:31・(@2:14〜)日の出時刻は午前4:16。 
日の出直後の早朝です。 
うっすらと草むらの緑色が見えるようになりました。 
タヌキが左を向いて佇み、風の匂いを嗅いでいます。 
奥に向かって歩き、巣穴に入りました。 


シーン6:5/31・午後21:49・(@2:40〜) 
晩に奥の草むらでタヌキの白く光る眼が動いています。 


シーン7:5/31・午後21:58・(@2:58〜) 
親ダヌキがカメラをやや警戒し、身震いしました。 
右奥の巣穴に入った…かな? 
巣口からカメラの方を何度も警戒しています。 


シーン8:5/31・午後22:38・(@3:38〜) 
親ダヌキの♀♂ペアと思われる2頭の目が暗闇で白く光っています。 
1頭は左へ立ち去りました。 
餌を探しに出かけたのかな? 
もう1頭は巣口に居残り、幼獣と留守番するようです。 


シーン9:5/31・午後22:43・(@4:26〜)
 奥の暗闇で白い目が光っています。 
なんとなく、2頭のタヌキが活動しているような気がするものの、定かではありません。 


シーン10:6/1・午前0:18・(@4:42〜) 
日付が変わった深夜にも、タヌキが営巣地の草むらをうろついたようです。 


シーン11:6/1・午前0:20・(@4:56〜) 
タヌキが出巣したのか、白い目が光っています。 


シーン12:6/1・午前1:06・(@5:07〜) 
巣内に居た親ダヌキがヒョイと巣口に顔を出しました。 
奥の暗闇を徘徊しているようで、白く光る目が右往左往しています。 


シーン13:6/1・午前1:08・(@5:49〜) 
画面中央の草むらにタヌキが立ち止まって身震い。 
右に立ち去ったものの、入巣したかどうか不明です。 


シーン14:6/1・午前3:00・(@5:58〜) 
奥の暗闇からタヌキがこちらをじっと見ています。 
左に立ち去ったようです。 


シーン15:6/1・午前3:24・(@5:58〜)日の出時刻は午前04:15。 
奥の暗闇を徘徊しています。 
白く光る眼しか写ってないので、立ち止まって辺りをキョロキョロ見渡しているだけのような気もします。 


トレイルカメラを原っぱにローアングルで設置したのは初めてです。 
その状態で撮れた動画をこれから当ブログで何本か紹介しますが、なかなか思い通りの映像が撮れていません。 
ローアングルでの撮影には色々と問題があることが分かりました。
先に結論をお伝えしておくと、結局はローアングルでの撮影は延長せずに短期間ですぐ打ち切ることになります。 
(次からは離れた位置からハイアングルで狙うように変えました。)
設置場所が巣穴に近過ぎて、親ダヌキがトレイルカメラという異物にかなり警戒しているように見えたからです。 
赤外線の暗視カメラは野生動物に気づかれにくいという触れ込みですけど、どうもタヌキの目にはかすかに見えているのか、起動音がかすかに聞こえているのか、それとも私の残り香がするのか、いずれにせよタヌキは感づいているようです。 
しかしカメラを悪戯したり破壊したりすることはありませんでした。 
幸いタヌキがストレスで巣穴を放棄して引っ越すこともありませんでした。 


早春の雪山に響き渡るキツツキのドラミング音♪(冬の野鳥)

 

2023年3月下旬・午前7:30頃・晴れ 

未だ雪が残る里山に早朝登山した後、下山中に遠くの森からキツツキの仲間が嘴で幹を叩くドラミング音が聞こえました。 
キツツキの姿は見えませんが、ドラミングの音程や響き方が色々でした。 
音程が低いドラミングと高いドラミングが聞こえました。 
叩く木の材質や樹洞の有無によってドラミング音が違うのでしょう。 
同一個体のキツツキが森を飛び回ってドラミングする場所を変えたというよりも、複数個体がドラミング合戦で縄張り争いをしているような気がします。 

キツツキは♂も♀もドラミングをするらしいのですが、♂が囀りさえずりの代わりにドラミングして♀にアピールする求愛目的もあるそうです。 
当地ではアカゲラ、アオゲラ、コゲラと3種類の啄木鳥が生息しています。 
ドラミング音を声紋解析すればキツツキの種類を区別できるのでしょうか? 
今回は残念ながらノイズが多いので、声紋解析は諦めました。 
遠くで救急車のサイレン♪が鳴っていますし、様々な鳥の鳴き声(囀りさえずり)も賑やかに聞こえます。 


※ ドラミング音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

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