2023/09/19

早春の公園で落ち葉をめくって虫を探し捕食するツグミ(冬の野鳥)

 

2023年3月中旬・午後12:00頃・晴れ 

川沿いの公園に立ち寄ると、雪がほとんど溶けていました。 
水溜りの横に1羽のツグミTurdus eunomus)を発見。 
飲水や水浴を始めるかと期待して私がカメラを向けたら、ツグミは警戒したのか水溜りから離れてしまいました。 
断続的に小走りし、私から少しずつ離れて行きます。 
走る際には頭を下げて前傾姿勢になります。 

地面は枯れ草や落ち葉に覆われ、溶け残った残雪が未だ少しあります。 
そんな環境でツグミが立ち止まると、見事な保護色で見つけにくいのが実感できます。 
私のカメラでは被写体としてツグミを自動認識・追随できません。 
公園の築山に植栽されたカシワには茶色の枯れ葉が枝に残ったまま(カシワの特徴)ですが、一部の枯れ葉は落ち葉となって地面に散乱しています。 

やがてツグミは地面に散乱する落ち葉を丹念にめくって獲物となる虫を探し始めました。(@0:51〜) 
急に振り返って駆け寄ると、地面に居た虫を捕食しました。(獲物の正体は不明 @1:04〜) 
落ち葉をめくるというよりも、嘴で横に素早く跳ね除けることが多いです。 
落ち葉の葉柄を咥えて持ち上げて移動させることもありました。(カシワの落ち葉は裏返らず)(@2:09〜) 
それから、苔や芝生に覆われた地面に嘴を素早く突き刺して、穴を掘ることもありました。 

雪が完全に溶けた築山を駆け上がると、大きな庭石に登りました。 
見晴らしの良い高台から周囲をしばらく見回すと、庭石の背後に下りて姿を消しました。
どうも私に対する警戒を最後まで解いてくれなかった印象です。    



2023/09/18

溜め糞場の近くで残雪に倒れた笹に排尿マーキングするホンドタヌキ♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年3月上旬 

笹薮に囲まれた河畔林の溜め糞場に残された最大級の溜め糞場rpを見張る監視カメラの記録映像です。 

シーン1:3/9・午後20:06・気温6℃・(@0:00〜) 
軽い吹雪が降る晩に、オニグルミ大木の背後から右へ回り込むようにホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が登場しました。 
残雪上に倒伏したササの匂いを嗅いでから、跨いで立ち止まりました。 
腰を落として排尿マーキングしたようです。(@0:03〜) 
排尿時に片足を上げるのではなく、腰を落としたので、この個体は♀と思われます。 
溜め糞場rpには立ち寄らずに、右手前に通り過ぎました。 





シーン2:3/10・午前3:41・気温0℃・(@0:14〜) 
3時間10分後に右から♀aがやって来ました。 
溜め糞場rpの匂いをチェックしただけで奥に立ち去ります。 
その途中で、残雪上に倒伏したササを跨ぎながら腰を落として小便を少量ひっかけました。 (@0:24〜)
排尿姿勢から、この個体も♀と分かります。 

♀aと入れ替わるように、右からパートナーの♂bが登場。 
溜め糞場rpには寄り道しないで、先行する♀aの後を追います。 
♀aが排尿マーキングしたばかりの笹の匂いを嗅ぎながら、小声でクゥーン♪と鳴きました。(@0:37〜) 
非常にかすかな鳴き声なので、ボリュームを上げてヘッドフォンを使わないと聞き取れないかもしれません。
尿の匂いで♀の発情状態をチェックしているのでしょう。 
タヌキも異性のフェロモンの匂いを嗅いだ際にフレーメン反応するのでしょうか?
ネット検索で調べると、イヌにもフレーメン反応があるらしいので、同じイヌ科のタヌキもやりそうです。
この後、♂bは残雪上に倒伏した笹を跨いで通り過ぎ、自分ではマーキングしませんでした。 


シーン1と2で同じ対象物に排尿マーキングした♀が同一個体なのか別個体なのか、とても重要なポイントです。 
しかし、私には未だ個体識別できません(見分けられません)。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工し、音声を正規化して音量を強制的に上げています。 



波状に滑翔するトビの謎(野鳥)ディスプレイ飛翔?

 

2023年3月上旬・午後12:35頃・晴れ 

岸に雪が残る早春の川の上空を単独で飛ぶトビMilvus migrans)の様子がおかしいので気になりました。 
周囲の木々が邪魔で撮りにくいのですが、翼の下面の斑紋からトビと同定できました。 
晴れた青空と白い雲を背景に、羽ばたかずに翼を広げてグライダーのように滑翔しています。 
上下に大きく波打つような飛び方をするトビを今まで見たことがありませんでした。 
風切り音でトビの鳴き声は聞き取れませんが、鳴かずに黙って飛んでいたようです。 
キョッキョッ♪と鳴くキツツキ(おそらくアカゲラ)の声が近くの河畔林から聞こえてきます。 

この波状飛翔の意味を知りたいのですが、トビの生態に特化した本や写真集は出版されていません。 
猛禽類の中でトビは普通種なのに、なぜかバードウォッチャーからは人気がなくて資料が無いのです。 
『フィールドガイド日本の猛禽類』シリーズでトビを扱った続編が出版されることを切望します。 

自分なりに、いくつか仮説を立ててみました。 
(1)独りで強風に乗る遊び(ウィンドサーフィン)を楽しんでいるのかな? 
(2)上昇気流に乗りながらクルクル回って帆翔したくても、上昇気流が弱くて不安定なのでしょうか? 
(3)繁殖期が始まり、異性にアピールするディスプレイ飛翔なのかもしれません。 (願望)

実は以前、鳴きながら似たような波状飛行を披露するノスリを観察しました。 




幸いノスリに関する専門書は出版されていて、それによると波状飛翔ディスプレイは威嚇や縄張りからの排除行動だと知りました。 
その解釈がそのままトビにも当てはまるのかどうか問題です。 
今回のトビは黙って飛んでいますし、私のことなど眼中には無いようで、対人威嚇には見えませんでした。
波状飛行ディスプレイにしては上下動が小さいでしょうか?


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